水を掴むと気持ちがいい

 別に「Free!」に感化されたとかそういうんじゃないのだが、今週は大学のプールで2回泳いだ。泳いだ距離は2回とも500m。今の私ではこれ以上泳ぐと疲れて寝てしまう。

 なまじ経験のある分、十分な筋力が無いくせに泳ぎの姿勢を保とうとしてしまうから、腕よりはむしろ腹筋や背筋に負担がくる。おまけに大学のプールは長水路なので、同じ500mでも短水路に比べ体力的にも精神的にも疲れやすい。まぁ、心肺機能が落ちてるせいで、ターンしたからといって楽に距離を稼げるというわけでもないのだが……。

 と、自らの肉体的衰えを嘆きつつも、プールで泳ぐのはやはりよいものだと思う。夏場に汗で不快な思いをすることなく運動できると言えば、やはり水泳ということになろう。大学のプールが開放される昼間に、研究室からの行き帰りと着替えの時間を入れても30分程度(このあたりは水泳部での慣れが活きている)で、心地よい疲労感とともにさっぱりできるのだ。

 そこで、プールが解放される7月と8月は、今後も週2ぐらいのペースで泳ぎに行こうかと思っている。1回に500m以上は泳がない、と決めてしまえば精神的にもあまり辛くないので継続できるだろう。とはいえ、ただただ500mをゆっくり泳ぐというのも芸が無いので、多少昔の勘を取り戻すべく、500mながらもメニューを決めて取り組みたいと思う。

100m Fr: ウォーミングアップ
100m Br → 100m Fr → 100m Br
50m Fr: ハード
50m Fr: ダウン

 普通なら、あいだに200m個人メドレーを入れたいところだが、あいにく私は水泳部時代から背泳は苦手である。あと、今現在、50mもバタフライを泳ぐ自信が無い(←むしろこの理由が大きい)。そんな訳で、「俺はフリーとブレしか泳が(げ)ない」なのである。

 もう少しメニューらしくしようとするならば、途中の100m x3をタイム制にして、120秒とかそれくらいで回る(3本で”回る”もおこがましいが)ようにするとよいのだが、残念なことに、一般向け(といっても学内の人間のみ)にプールが開放されている時間は、練習用の大きな時計が動いていない。もしくは、タイムを測ってくれる可愛い女の子とかいればいいのだが、当然ながらそれもいない。

1話を観て_2013夏 その1

・「Free!」
 悪くない。水の描写、水泳の動き、割としっかりしてる。ただ、登場人物が気持ち悪い。とりあえず全員、坊主刈にしたらいいのにと思う。水泳なんだし。丸坊主はやりすぎかも知れないが、少なくともあの長髪は無い。水の抵抗がどうとかいう以前の問題として、水泳やってたら塩素で髪痛むんだよな。あと毎回乾かしてたら面倒なはず。というわけで、最終回までにはあのカッコつけた野郎ども全員が短髪になるのを期待。主題歌はよく分からん。

・「サーバント×サービス」
 オープニング動画の出来が良い。いい金のかけかたをしていると思う。あと、OP主題歌は、曲自体は大したことないのに、仕上がりが良い。1話はまぁ順当にやったな、という感じであるが、この後の見所としては、少ない原作からいかにして12か13話までアニメを作って放送するのか、というところ。あとそういえば、放送開始前特番のあのグータンヌーボ的なやつはいったい何だったのだろう……?

・「恋愛ラボ」
 やはり飯を食いながら観るのに最適そうなアニメである。主題歌も買いたいと思うほどではないが悪くない。メインキャラの声優が演技下手な気がするが、それもまぁ自然な感じと思って聴いてればそう酷いものじゃない。

 以上、中途半端な立ち位置の3作品であった。京都(あるいはニコニコ)で今後放送(配信)予定の期待作としては、「有頂天家族」と「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」がある。「< 物語>シリーズセカンドシーズン」と「ローゼンメイデン」に関しては既に「出来が良くて当たり前」という感があるので、悪かったら非難するだけで、期待とかは別に無い。

最終話を観て_2013春 その3

・「翠星のガルガンティア」
 この作品の見どころは、ずばりチェインバーの賢さである。私も支援啓発されたいと思った。特に、主人公がイカと戦うのを躊躇いそうになったとき、人間と文明の関係性からイカとの戦闘を避けられないものと説明したところは素晴らしかった。途中、あまりの超科学に笑った箇所(特に生物学的なやつ)もあったが、それほどの欠点ではない。1話を観たときのレビューでも書いた通り、作中に登場するコンピュータ技術には非常に妥当性を感じた。声優陣の演技や主題歌も良好で、全体的に出来のよい作品であった。

・「這いよれ!ニャル子さんW」
 最後までくだらなかった。だが、くだらなくとも面白いので構わない。主題歌は何度か聴いても慣れず、結局購入しなかった。

・「刀語」
 1話を観たときに感想を書いてなかったが、放送に追従してしっかり観てた。話としては割と単純な構成ながら、最後の終わり方は秀逸だった。私は、「努力したら必ず酬われる」とかいう理念が大嫌いなので、物語と言うのは、最終的に世界を救ったり、恋が成就したり、といったいわゆる綺麗な終わり方でなくて全然構わないというか、むしろその方がいいと思ってる。

シマヘビ飼育日記 [2013/07/02]

 「トノサマの和名は伊達じゃねぇぜ!」

 今日はちょっと遠出して、上賀茂の方に行ってきた。で、カエルを獲ってきた。いや、まぁカエルを獲る目的で行ったわけではないのだが。

 水辺を歩いて探すとすぐにカエルが見つかった。トノサマガエルかダルマガエル(ナゴヤダルマ?)である。アカガエル系もいた。が、このトノサマかダルマが全然捕まらない。瓜生山で獲れるアカ系ガエルの跳躍力が大したことない、とは以前書いたが、こいつらの逃げる能力はその数段上である。まず第一に、トノサマ(最終的に獲れたうちの1匹はどうやらトノサマだったので、以後トノサマで通す)は飛ぶ方向をしっかり定めて飛ぶ。いたずらにピョンピョンと飛び回ることは無く、水中に飛び込むまでほぼ一直線に跳躍する。第二に、そもそも跳躍力が強く、スピードが速い。手で完璧にホールドしたつもりでも、逃げられることがある。そして第三に、水中へ飛び込んだあとは泥に潜ってなかなか出てこない。Wikipediaで次のように書かれているのも納得である。

「動作は陸上・水中を問わず非常に敏捷で、並の人間が道具なしで捕獲するのは困難である。水田などでは外敵から逃れるために素早く水中の泥を掘って身を隠す。」(トノサマガエル – Wikipedia

 このWikipediaで言う所の”並の人間”というのが、どの程度を指すのか不明だが、少なくとも私は素手で獲るのに大分苦労した。何とか中型の個体を2匹捕らえたが、その過程で片方の靴とズボンを泥で汚してしまった。おそらく最大サイズと思われる大型の個体も見つけはしたが、手を掠めてまんまと逃げられた。悔しい……。

 あとはアカガエルを2匹捕まえ、帰宅。早速シマヘビに与えた。さすがに中型のトノサマともなると喰い応えがあるのか、飲み込むのにも時間がかかったようである。

最終話を観て_2013春 その2

・「変態王子と笑わない猫。」
 この作品と比べてしまうと、他の有象無象などストーリー構成的にはカスばっかだな、という結論に至る。まぁね、”失われた記憶モノ”(と私が勝手に呼ぶ一種のジャンル)ってのもちょっとズルい感じはするけど。キャラクターデザインやその動き、また声優陣の演技や音楽の出来など、ストーリー以外のあらゆる点でも私は高評価を付けたいと思う。そのうち原作小説も買って読みたいと思う。