高倉健さんが亡くなったというニュースを聞いて、私は別に悲しいとか残念だとかは思わなかった。むしろその後に出演作のTV放送が相次いだことで、視聴機会に恵まれたことが嬉しい。
今回レビューを書くもの(☆)を含め、私が見たことのある高倉健さん出演映画は以下の通りである。
網走番外地 北海篇 (1965) (☆)
八甲田山 (1977)
幸福の黄色いハンカチ (1977)
野性の証明 (1978)
遙かなる山の呼び声 (1980) (☆)
南極物語 (1983)
居酒屋兆治 (1983) (☆)
夜叉 (1985)
鉄道員(ぽっぽや) (1999)
ホタル (2001) (☆)
こうしてみると、私が見てきた高倉健さんは1970年代後半以降であり、もっと多くの映画に出演していた1950年代、60年代についてはほとんど知らないことになる。まぁWikipediaで出演作のタイトルを観る限り、その多くが任侠映画であり、上に挙げた中でも中学生位の子供に推奨できるのは、「八甲田山」「南極物語」「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」くらいなものであるので、別に今後もそれら古い映画を積極的に観たいとは思わない。
さて、それでは高倉健さんが亡くなってからTV放送された映画で私が観たものについて書きたいと思う。
・「網走番外地 北海篇」(1965)
娯楽映画として面白い。古い作品であることもあり、また言葉遣いが乱暴であることから、x1.5では聞き取りにくい部分もあった。
・「遙かなる山の呼び声」 (1980)
終わりかたがとてもよい。また風景が美しい。虻田三兄弟の絡むあたりが少し気にくわないが、まぁどうでもいい。
・「居酒屋兆治」 (1983)
この映画面白いよ、と人に進められる映画ではないが、私としては面白かった。世の中にはいろいろな人がいるということが分かる作品である。この映画とは直接関係ないのであるが、視聴後なぜか私は「屍姦」ということについて調べたくなり、Wikipediaを検索してしまった。
・「ホタル」 (2001)
断言するが、最後のホタル演出は不要。全体としては構成が良く、しっかりまとまった作品だったと思う。私は平成生まれなので、昭和天皇崩御の時についてあまり知らなかったのであるが、この映画を観てから殉死というものについて調べてみた。Wikipediaによると、明治天皇崩御の時も、昭和天皇崩御の時も、数名の殉死者が出ているそうである。
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