む、無念……

 かなり前の話だが、一眼レフのレンズ (SAL16105)に付けていたプロテクターが割れた。「デジタルキング スーパースリムプロテクター 62mm」というプロテクターである。私は野外での撮影が多いため、基本的にプロテクターは付けっぱなしであるのだが、これが知らぬ間に割れていた。割れたと言ってもガラスにヒビが入っていただけなので、レンズ本体に影響は無い。

 ここで気になるのは、「果たしてプロテクターは、自身の役目を果たした故に割れたのか」ということである。1000円ちょいのプロテクターが4万円ほどのレンズを傷から守ったとなれば、割れたとしてもあっぱれ、ということになる。が、これが知らぬ間に割れていた、という点がひっかかるのだ。もう少し詳しく説明すると、プロテクターが割れているのを発見したのは、旅行中や撮影の合間というより、長いこと家に置いていた後なのである。カメラを使っていない間は当然、レンズにカバーが取り付けられているので、外部から固いものが直接プロテクターのガラスに衝突して割れたとは考えにくい。つまり、プロテクターがレンズを守って割れたというよりは、ただ何らかの拍子にプロテクターだけが割れたと考えるのが自然なのである。もしそうだとすると、このプロテクターは自身の役目を果たした訳ではなく、犬死ということになる。

 とは言っても、このプロテクターは値段が安いので、先日また同じものを購入した。

Post a Comment

Your email is never published nor shared.