シマヘビ飼育日記 [13/06/02]

 昨日、また瓜生山へカエルを獲りに行った。しかし、時間が少し遅かったためあまり奥まで行けず、結局小さいアカ系2匹だけを収穫に帰宅することとなった。ここ何回かのカエル獲りとその冷蔵保存をした経験からすると、やはり何回も獲りにいくより、条件のいい日に大量に獲って保存しておくのが楽だろう。

 シマヘビ達には、以前獲ったカエルを、個体Aには大1、個体Bには小3、与え、Aには鶏肉も与えた。Bにも鶏肉を喰わせようととしたが、興味は示すもものの、結局喰いつかなかった。まぁ、脱皮前というのもあるし……。

 そして今日、個体Bが脱皮した。脱皮殻の長さを測ると、101cmであった。前回、個体Aが脱皮したときの脱皮殻の長さが105cmだったので、ほぼ一緒ということになる。んで、気づいたのだが、この2匹を一緒に飼っていると個体識別が難しい……。一応、カラスヘビと言っても白い部分があるので、そのパターンから区別は可能だと思う(これが脱皮やらで変化無ければ)。しかし、それは決まった場所をじっくり観察したらの話であって、餌を直接やるときには区別できても、飼育観察用に設置したウェブカメラの画像(近日中に見れるページを公開予定)では判別不可能だ。研究用途や特定危険動物の管理などではマイクロチップが個体識別に用いられるが、コスト的に無理である。鱗を切断する方法もあるが、手間がかかる上、結局Webcamの画像では判断できなさそうに思える。となると、やはり簡便なのは、ペイントマーカーによる識別ではないかと思う。頭部とか、腹部の側面とか、体の何ヶ所かに目立つ色の塗料を塗っておけば、Webcamで撮影した低画質の写真でも、高い確率(ペイント部が映り込む確率)で画像上での識別が可能そうである。ペイントは脱皮に伴って剥がれるだろうが、飼育個体なのでそのあとまたペイントすればいいし、最悪2匹の脱皮が重なったら、じっくりと斑紋のパターンを見てペイントしなおせばいい。脱皮殻にはペイントが残るので、どちらの脱皮殻か判別するのにも使えそうである。……というようなことを考えているのであるが、なんか普段やってるゴキブリの研究と作業内容が被ってる気がするので、実行するかはまだ考え中‥…。

 あと、もう一つ考えているのが、ヘビの体長を測定する方法。これまで何回か、飼育ケースの掃除などでヘビを掴んで移動させることがあったのであるが、やはり1m前後ともなると、力が強い。まっすぐ伸ばして体長の測定をするというのは、たとえ2人がかりであろうとも骨が折れそうである。と、言うわけで思いついたのが(誰でも考えつくだろうが)、細い管の中にヘビを入れて測るという方法。蛇の太さよりちょっと内径の大きい透明の管(固い樹脂系がいいか、蛇腹(←名前的にぴったり)のホースがいいかは試してみないと分からない)に入れてしまえば、簡単に長さを測れそうな気がしている。入口側には漏斗的なものをつけて蛇を誘導し、途中までいくと栓がしてあって出られない、というしかけである。近々ホームセンターで必要なものを購入し、試してみたいと思う。

Post a Comment

Your email is never published nor shared.