RADEON HD 7770を使ったLinux環境(Ubuntu 10.04 LTS 64bit)での3画面環境の構築について記録する。
使用しているものは以下の通り。
GPU: MSI R7770-2PMD1GD5 OC
Adapter: Accell Mini DisplayPort to DVI-D Active Single-Link Adapter B087B-006B
Display: 1680x1050px(DVI), 1440x900px(HDMI→DVI), 1280x1024px(miniDP→DVI)
OS: Ubuntu 10.04 LTS 64bit
Driver: 8.982-120727a-144949C-ATI
今回使ったGPUはDVI+HDMI+miniDPx2と、4つのデジタル出力コネクタを備えている(Eyefinity機能によりハブを介して最大6画面の出力が可能なはず)。うち、miniDPの1ポート以外を使い、3つのディスプレイと接続して3画面とした。RADEON HD 7000シリーズは基本的にどれもディスプレイコネクタが3つ以上付いているので3画面以上の出力が可能なのであるが、この3画面化をする上でもっとも重要なのが、DPあるはminiDPからの変換コネクタである。もちろん、DP入力のあるディスプレイを持っているなら問題ない。そのまま繋ぐがよかろう。しかし、今のところはDPコネクタの付いたモニタを持っている人は少数で、私のように、どれも解像度がFull HDに満たない寄せ集めのディスプレイで3画面を楽しもうと思っている場合は、この変換コネクタを注意深く選ぶ必要がある(詳しいことは適当に検索して調べたらいい)。あとはDriverの導入。慣れている人なら心得ていることだと思うが、2010年にリリースされたOSで2012年発売のGPUを繋ぐなどということをすると、自動的にはドライバが導入されない場合がある。なので、手動でAMDのサイトからドライバーをダウンロードし、インストールして適用する必要がある。ここら辺も必要なら別のサイトを調べてやればいいと思う(NVIDIAのGPUで同じことをするよりは楽)。RADEON HD 7770を使った3画面環境は快適で、CPUがAthron64 x2 5000+と非力ながら、Compizの展開やスケールと言った視覚効果もサクサク動く(しかもBOINCでGPUを使った宿題をやらせながら、でもである)ので、790GXの内臓GPUを使って1画面出力させていた頃よりずっと良好な動作をしている。
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