Pavilion dm1にUbuntu 12.04を入れる

昨日、HPに注文していたPavilion dm1(HP Pavilion dm1-4202AU)が届きました。Win 7がインストールされた(HDDが搭載された)標準モデルとなります。届いてから電源入れる前にHDD抜いてSSD入れたので、Windowsのことは知りませんが、Ubuntu 12.04 LTSをインストールして使うのにはいいマシンでした。というのも、Ubuntu 12.04.1 64bit版をインストールした直後から、無線LAN(Broadcom)、Bluetooth、オーディオ、それにウェブカメラも使用可能なのです。ただし、AMDのグラフィックドライバはインストール直後、「追加のドライバー」からはインストールできませんでした。とはいえ全体のアップデートかけて再起動したらリストに上がったので、大したことじゃありません。それから、タッチパッドも問題なく使えます。システム設定の項目から設定すれば、2本指スクロールも可能で(初期は「エッジスクロール」)、水平スクロールもできます。Linux使ったことのない人には「えっ?そんなの当たり前でしょ」という話かも知れませんが、ノートパソコンでLinuxを使うというのは結構大変な場合が多いのです。特に新しい機種の場合はドライバの導入で四苦八苦するのが普通です。それが無いというのは素晴らしいことなのです。

 んで、ドライバ関連の話は終わりにして、次に全体の性能について書きます。前述のように最初入っていたHDD(TOSHIBA製だった)はSSD(ADATA SX900 64GB)に変更しているので、そのつもりで読んでください。当たり前ですがこれもUbuntu 12.04 64bitでの話です。まず起動時間ですが、ログイン画面までが25秒程度、パスワード打ち込んでからパネルが表示されるまでが大体15秒という感じになりました。Ubuntu2Dにすれば、後者が10秒以下になります。SSD使ってる割には遅いなぁと思いますが、そこはおそらくCPU制限でしょう。低電圧版のE-1200ですから仕方ありません。SSDの導入でファン以外は無音(BIOSでFANの常時ON設定を変更すれば、低負荷時ほぼ完全な無音も可)にできるのもEシリーズだからこそです。その他、例えばUnityでSuperを押してDashのホームを表示する際などの遅延も、気になるのであればUbuntu2Dにすることで随分解消されます。

 ちなみにBIOSの設定ですが、変更できるものは少なく、Security項目でAdministrator Password、Power-On Passwordを設定できるのと、System Configurationの項目でLanguage(英語、フランス語、スペイン語、中国語)、Virtualization Technology(Enabled/Disabled)、Fan Always On(Enabled/Disabled)、Action Kyes Mode(Enabled/Disabled)、あとはBoot Option、これくらいなもんです。VTは初期値がDisabledなので、VirtualBoxとか使う場合はEnabledに。少しでも動作音を小さくしたければ、Fan Always OnをDisableにする(初期値はEnabled)といいと思います。

 加えてSSDのレビューも書いておきますが、ADATA SX900の64GB、リードについてはほぼ公称値(up to 550MB/s)通りの値が出ました。Linuxのディスクユーティリティーにて、読み込みベンチマークをとった結果、最小:358.2 Mb/s(ディスクユーティリティーでの表記はMb/sだが、MB/sのことだろうと信じたい。以下同様)、最大:549.5 Mb/s、平均:525.3 Mb/s、平均アクセス時間:0.2 msとなりました。ついでにPavilion dm1のSATAコントローラーがSATA III対応であることも確認できました。

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