岡本綺堂 著の「探偵夜話」という小説が青空文庫で読める。んで、私は”i読書”というiOS用アプリを用い、iPod touch上でそれを読んでいるのだが、調べてみるとこの小説が収められた本の初版は1969年らしい。となると、どうしても読んでいて分からない単語が出てくる。というわけで、読みながら調べた単語をリストする。(←以前の記事の冒頭をそのまま転用)
・「寐」
(参照:「寐とは – Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ) Weblio辞書」)これは「寝」の旧字体らしい。
・「殺生石」
そういう呼ばれ方をする「溶岩の大塊」があるらしい。(参照:「殺生石とは – 歴史民俗用語 Weblio辞書」)固有名詞である。この手の観光名所てきな知識には疎い。
・「合力」
この単語を「ごうりき」と読むのは分かるが、そうなると頭に浮かぶのは、ポケモンのゴーリキーか、名前だけで顔をよく知らない「剛力彩芽」さんである。正しい意味は、(参照:「合力とは – 歴史民俗用語 Weblio辞書」)に書かれている。「探偵夜話」の本文中で出てきた意味としては、(2)の「金銭や物品を恵み与えること。」が当てはまるかと思う。
・「自身番」
(参照:「自身番とは – 歴史民俗用語 Weblio辞書」)を読めば分かる。最初この単語を見たときは、「地震番」の間違いではないかと疑った。
読み終えたが、「探偵夜話」はなかなか面白かった。いわゆる”推理モノ”ではないが、それぞれの話し手が綴るちょっと不思議な話は、それぞれ味があって興味深い。一般的な推理小説では登場する謎が(全てでは無いにしろ)最後に解き明かされるものだが、現実的にはそういうことはむしろ稀で、「なんだかよく分からないが、多分こういうことだろうと思う。でも証拠は無いよね」という感じで、生まれくる謎たちが完全には消化されないのが普通である。そういうリアル感を持っていて、「探偵夜話」は読んでて引き込まれる。
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Posted 20 5月 2013
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Tagged: レビュー, 小説
「ロッキー」シリーズの映画を6作、つまり全部観た。私としてはボクシングという格闘技を賞賛する気は無いし、血まみれになって戦ってる画とか正直引くんだが、ストーリーとしては色々面白い点があった。とりあえず、ポーリーのクソったれ具合、これ無しに「ロッキー」シリーズは語れない。「ロッキー」シリーズを観たこと無い人でもエイドリアンの名前は知っているかもしれないが、このロッキーの奥さん(2作目以降な)であるエイドリアンの兄がポーリーである。このポーリーの糞ったれ具合は、「ロッキー」から「ロッキー・ザ・ファイナル」までまんべんなく発揮されている。しかしまぁこの糞ったれなポーリーは、「ロッキー」シリーズのストーリーを成り立たせる上で欠かせない存在だ。
連続で6作観たわけだが、その中でどのエピソードが面白かったかというと、3話と5話だと思う。4話は最後の勝利にどうしても疑問が残る。6話も似たような感じ。
あと、私がスタローン主演の映画を字幕で観たのは初めてかもしれない(NHK BSプレミアムでは字幕オンリー)のだが、スタローンの声はめちゃくちゃ低くて、全然聞き取れねぇな、と思った。
そして、音楽。そう、音楽を忘れちゃいけない。ロッキーのテーマを知らない人は少ないと思うが、その他の歌も素晴らしい出来だった。というわけで早速レンタル屋で借りてきた「The Rocky Story」というCDアルバム。特に出来の良かった3, 4話のヒット曲が収められていて、私のようなニワカにはうってつけである。「Eye Of The Tiger」、「Burning Heart」、「Hearts On Fire」この辺りは鉄板と言える。ただ、「Living In America」はいかん。曲がダメな訳じゃないんだが、試合前にこの曲でノリノリな感じだったアポロが、その後の試合で死ぬからな。
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Posted 12 5月 2013
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Tagged: レビュー, 映画, 音楽
ログインしようと思ってユーザー名とパスワードを入力しEnterを押すと、一旦画面がブラックアウトしてログインできたかのようになるが、その後元のログイン画面に戻ってしまうという問題が発生した。環境は、OSがUbuntu 10.04 LTS 64bit、GPUがQuadro 600。特徴としては、ログイン画面でウィンドウセッションを標準 (10.04ではの話)の”Gnome”から、”Failsafe Gnome”に変えてやると、問題なくログインできるという点。ちなみにxtermでもログインできる。
一旦”Failsafe Gnome”でログインし、topを実行してみると、gnome-panelが2スレッドでCPU使用率100%という状況だったので、gnome-panelをremove –purgeして再度インストールしてみたが、再起動しても”Gnome”でログインできるようにはならなかった。
そこでこんどは、NVIDIAのサイトから最新版のドライバを落として来て、インストール。すると問題はあっさり解決した。元々使っていたドライバは、バージョンは忘れたが数ヶ月前にリリースされていたバージョンで、同じく手動でインストールしたものだった。
なんかいい加減な情報ではあるが、とりあえず症状がGPUと関係しそうなら、最新版のドライバをインストールし直すのが近道。特に私の使っている環境のように、グラフィックドライバが「システム管理」の「追加のドライバ」から入れたものでないなら、特にそうだと思う。
少し前になるが、「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」を観に映画館(T・ジョイ京都)へ行って来た。ちょうど公開から一週間経った日であったが、土曜夜の回で空席率は1~2割程度であった。
主題歌はあまり印象的でなかったが、本編の内容は面白かった。映画特有のお決まり(主要キャラを全員登場させる、サービスシーン的な何か、等)を含めつつも、少なくともTVアニメだけ観た私には満足できる内容だった。ただ、観ながら色々と考えることが多く、1回観ただけでは完全に理解できた気にはならなかった。タイムトラベルものに矛盾が生じるのは必然なので、何をどこまで受け入れるのか、制作者と自分の思考が一致しないといけないというのは勿論あるが、
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Posted 10 5月 2013
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Tagged: アニメ, レビュー, 映画
岡本綺堂 著の「探偵夜話」という小説が青空文庫で読める。んで、私は”i読書”というiOS用アプリを用い、iPod touch上でそれを読んでいるのだが、調べてみるとこの小説が収められた本の初版は1969年らしい。となると、どうしても読んでいて分からない単語が出てくる。というわけで、読みながら調べた単語をリストする。
・「ウニコール」
この単語を最初目にしたとき、私の頭のなかでこの単語は、「ウニ」+「コール」に分解された。「ウニ」が何かを「コール」(call)するか、あるいは「ウニ」が「コール」(氷る)ほど冷たいとか、そういう感じなのではないかと。「ウニコール」が”Unicorne”で、「一角獣」のこととは知らなかった。(参照:「ウニコール とは – コトバンク」)英単語の構造としても、「ウニ」(Uni)+「コール」(corne)の分解はあながち間違いでは無かった。ちなみに、参照のリンク先を読むと、日本語では「ウニコーン」と表記する場合もあるとか。「ウニ」と「コーン」を混ぜたら確実に不味いだろう。ちなみに、この単語が出てくる文脈では、明らかに生物関連の語として用いられている。私の無知が明かになった。
・「沃度」
これは確信までは持てなかったものの、読みとしてはそのままなので一応予想はついた。ヨウ素、元素記号で書くと”I”である。ちなみに私はヨウ素液が大好きである。
・「卅」
本当に分からなかった。30を表す漢字らしい。(参照「30 – Wikipedia」)
・「機織り虫」
まぁバッタ目だろうな、とは思ったが。キリギリスのことらしい。(参照:「機織り虫とは – Weblio辞書」)
今、だいたい半分読んだので、最後まで読んだらまた分からなかった単語をリストしようと思う。
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Posted 09 5月 2013
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Tagged: レビュー, 小説, 生物