録画したアニメを観たり、録音したラジオを聴いたりする時、再生速度を上げると効率よく番組を消化できる。
目安としては、アニメを含む映像作品の場合、テンポの悪い作品や、観るのが2回目の場合には1.2倍速、そうで無い映像やラジオの場合は1.1倍速がいいと私は思っている。
再生速度を調整する方法だが、MPlayerの場合は、
# mplayer -speed 1.2 -af scaletempo [filename]
とする。”-af scaletempo”は、再生速度を調整しても音程が変わらないようにするためのオプションである。
PS3でトルネの場合は、再生中に十字ボタンの右を一回押すと、再生速度が1.5倍になるので、そこからは十字キーの上下で微調整し、1.2倍速に設定できる。1.1倍にはできない。
VLCの場合は、右クリックメニューの「再生」から「速度」とたどり設定する。ただしこのやり方では細かく速度を調整することはできず、「少し速く」を2回、とかそんな感じになる。
1.2倍速くらいだと、慣れてしまえばそれほど速いとは思わず、むしろ通常のスピードがゆったり過ぎると感じるようになる。とにかく、忙しい現代人にオススメ。ただし、「てーきゅう」のようなアニメでさらに速度を上げると何がなんだかもう分からなくなるので、作品は選んだ方がいい。
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Posted 03 11月 2013
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Tagged: アニメ, コンピュータ
少し前に、「Mizukama Photo Library」なるサイトを新たに立ち上げた。デザインは「Art Creature」に改良を加えたものとなっているし、中身の写真もArt Creatureで公開しているものが主なのであるが、両者には幾つか違いがある。
Mizukama Photo Libraryでは、
・カメラで記録したRAW Fileまで公開(RAW保存できるカメラで撮影した写真のみ)していて、現像後のTIFFファイルも最大解像度で提供している。
→写真の解像度やファイルサイズで出し惜しみをしない。
・Creative Commons License(表示のみ)で公開している。
→これにより、クレジット表示さえすれば、許諾申請無しに転載や二次利用が可能である。
・Art Creatureで公開していない写真も提供している
→アルバムとして公開するほどまとまった写真が無かった分についても公開。写真を1枚ずつ公開するイメージ。
・種を同定している
→怪しいものは極力避け、種が同定できるものについて、和名・英名・学名を撮影場所と共に写真の情報として付した(間違ってたら是非教えて下さい)。
・分類群ごとに探せるようになった
→これまではアルバム単位だったので、種や分類群ごとに探すのは困難であったが、それがしやすくなった。
という形式にしてある。公開する写真の数を絞ることで、表記の統一性や、英語での情報付加も行えるようになった。
今現在、写真の追加や、サイト内での情報表示修正などの作業も継続中で、サイト名すらまだ未確定な感じがあるが、とりあえずURLさえ変えなければ早いほうがいいだろうという適当な判断で公開している。
1) 主要なタブレット向けOSであるところのiOSとAndroidは基本的に、ネットワークアカウントとタグ付けされている。Windows 8もMicrosoftアカウントなるものを浸透させようと躍起になっている。まずはこれが気持ち悪い。セキュリティーのためとか、よりよいサービス提供のためとか、名目は色々あるのだろうが、どうも情報を収集されているように思う。
2) ハードウェアのカスタマイズが出来ないか、あるいは著しく困難である。こういう状況の場合、自分の用途に合わせて調整できないので、少々オーバースペックなものを買うことになりがちである。また、金さえ出せば誰でも最高のものを手に入れることが出来るという点で、貧乏人からすれば甚だ面白くない。これはタブレット端末だけでなく、ハードディスクすら交換できない薄型ノートブックコンピュータにも言える。
1)については、Ubuntuがタブレット対応に力を入れているので、14.04 LTSが出れば解決されるかも知れない。Ubuntuには今あるUbuntu One以上のことはせずに、ただただLinuxをタブレットで使えるということを実現させてほしい。2)については、最低限、メモリーカードスロットとUSBホスト機能を付けることでマシにはなると思うが、基本的にタブレット端末の性質上、解決しにくいと思う。
ところで、タブレット端末のメモリーカードスロットについてであるが、なぜiPadも、Nexusも、SDカードスロットを本体に装備しないのだろうかといつも不思議に思っている。携帯電話(無論iPhoneを除く)やノートブックコンピュータでこれほど広く採用されたSDカード(あるいはmicroSD)が、なぜタブレットでは採用率が低いのだろうかと。理由は幾つか考えられるが、最も分かりやすいのはこれだ。
A1) SDスロットを装備すると、内臓ドライブが低容量なものしか売れなくなる。
消費電力が、とか本体薄型化のために、というような言い訳はちょっと苦しい。SDカードが大きすぎるのなら、microSDを採用すればいいだけの話だ。もう少し体のいい答えだと、
A2) SDカード自体に起因するトラブルに対応するのが面倒だから。
というのも考えられる。確かにSDカードというのは高信頼性のデバイスではないので、データが読み込めない、保存できない、などといったトラブルがSDカードに起因する場合、タブレット端末のメーカーは余計なサポートを強いられる。これは避けたいだろう。
A1)に関しては、そもそもクラウドコンピューティングと言われるものが推奨される中、クライアント端末が大容量のドライブを必要とするということ自体が、その過渡期であることに起因する問題であり、これはいずれネットワークインフラやサーバーの処理能力向上によって解消されると期待できる。A2)に関しては、ユーザーのレベルが向上すれば問題無いので、今後ユーザーの種別に差別化を図ったモデル展開がされることで、解消されると思う。
またしても環境調査のアルバイトで旅行中である。今いるのは静岡。大井川の河川敷を移動しながら調査している。
10月末ということで、ヘビやカエル、それに昆虫といった小動物との出会いはあまり期待していなかったが、本日はヘビを4匹目撃と予想以上であった。ちなみにカエルはヌマガエルと思われる小型個体を1匹、昆虫はバッタがうじゃうじゃと蝶が少し、という感じである。ヘビは一匹だけ写真を撮ることに成功し、その個体は明らかなヤマカガシであった。ただ残り3匹はというと、いずれも草むらや石組みの中に逃げ込まれ頭部を確認することができなかったため、判別することは出来なかった。ただし全て黒っぽい体色でサイズは60~100cm程度だったので、ヤマカガシか黒化型シマヘビの可能性が高いとは思う。
さて、河川敷の道路を歩いていると、ジョギングしている人、サイクリングしている人、犬と散歩をしている人、などとすれ違う。まぁ大体は高齢者であるが、有給使ってるのか自由人なのか、30歳代のおじさんがロードバイクで走っていたりもする。今回の調査地は初めて来た場所だが、広い河川敷を持つ川沿いでは極一般的な風景と言えるだろう。だが今日はあまり一般的とは思えないものとも出会った。一輪車姉弟である。読んで字のごとく、一輪車に乗った姉と弟(多分)なのだ。年齢はおそらく姉が小学校低学年、弟は未就学児かも知れない、という感じ。この一輪車姉弟、河川敷のサイクリングロードの一定区間を安定した走りで走行し続けており、しかもそれがかなり速いのだ。一度など、ゆるゆる自転車をこいでいた私を軽く抜き去って行った。さらに興味深いことに、この一輪車姉弟には指導者がいた。父親と思われる男性が、常にではないが、自転車に乗って後ろから指示を出しているのだ。平日の午前中に小学生とその父親が河川敷で一輪車の特訓、これはもう相当に気合を入れているとしか思えない。
気になったので帰ってからインターネットで調べたところ、どうやら大井川河川敷では毎年、全日本一輪車マラソン大会なるものが開催されているらしい。しかも、開催は次の日曜日っぽいのである。どうやら一輪車姉弟はその大会に向けた特訓(というよりは既に「調整」と呼べる域に達しているように見えた)をしていたようだ。
ちなみに、私は一輪車に乗れない。特に乗りたいとも思わない。
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Posted 29 10月 2013
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Tagged: 旅行, 生物
一般にデジタルカメラと言った場合、私は以下の3つに大きく分類されると思う。1)携帯電話やタブレットのカメラ、2)コンパクトデジタルカメラ、3)デジタル一眼レフカメラ、である。「ミラーレス一眼は?」とか「中版は?」とか、更には「レンズスタイルカメラって?」等と言い出すときりがないので、この3つに分類できるものとして話を進める。
私はこれまで、フィールドで生物の写真を撮るときは、デジタル一眼レフを基本とし、コンパクトデジカメをサブとして使用してきた。しかし最近になって、iPod touchで写真を撮ることもするようになった。既にArt Creatureにも何枚かiPod touchで撮影した画像を掲載している。初めは、コンデジを忘れたけど一眼を出すのは面倒だから、とか、そもそもiPod touchしか持ってなかったから、といったネガティブな理由であったが、最近は「一眼もコンデジも持ってるけどiPod touchで写真を撮ろう」とか「iPod touch持ってるし、コンデジは別に持って行かなくていいか」とまで思うようになった。もちろんこれは状況に依るわけで、暗闇での撮影が主ならフラッシュが格段に勝る単体カメラを選択するし、被写体が素早く動いて逃げてしまうかも知れないのにわざわざiPod touchで撮影しようとするのはチャレンジングなことである。しかしながら、明るい場所での風景写真となれば、携帯電話やタブレットに付属のカメラ共通の「レンズが小さい」、「フラッシュが弱い」といった弱点があまり気にならず、逆に「プレビュー画面が大きくて動作も速い」とか「パノラマ撮影やエフェクトの処理が秀逸」といった利点を生かせるので、単体カメラにも引けを取らなくなってくる。
何が言いたいのかというと、「携帯電話やタブレット付属のカメラで写真を撮る人を馬鹿にしてはいけない」ということだ。それに「オートモードで撮影する人を馬鹿にするのも間違い」と私は主張したい。確かにカメラあるいは写真というものを理解するのに、一眼レフや高性能コンデジをマニュアルモードで使うのは意味があると思うが、正直言って、細かく設定値を詰めないといい写真が撮れない、という時代は既に終わっている。95点の写真を撮ろうと設定を変えながら撮影している間に生き物に逃げられてしまうのなら、オートモードで80点の写真を撮るほうがずっといい。重たいレンズを持ち歩いて疲れるくらいなら、コンデジ片手にさくさく進む方が生き物とより出会えるかも知れない。