同色買うとかアホだった

 以前買ったELECOMのBluetoothマウス、M-XG2BBBKが上手くLinux環境で動かなかったので、形状が同じで2.4GHz帯を使うM-XG2DBBKを購入した。私が上手くBluetooth版の方を動かせなかったのには、Linux(とBT管理ソフト)のバージョン、コンピュータ側のBluetoothアダプタ、そしてマウス本体と色々絡むので原因が今のところ分からないのであるが、とりあえずLinux環境でBluetoothは上手くいかないことがある、と分かった。Bluetoothの方が、個別のアダプタが必要ない、アダプタを抜き差しせず複数の端末とペアリングできる、といった利点があり、タブレット端末などと組み合わせる際にはこちらが標準となっていたりもするが、Linux環境のコンピュータで使う場合は、2.4GHz帯を使うワイヤレスマウスの方が問題が少ないと思われる。

 ちなみに、CompizConfig設定マネージャーでM-XG2DBBKの左側面ボタン(2つあり、前方のものにはFORWARD、後方のものにはBACKと書いてある。何も設定しなければブラウザでの進む、戻るに割り当てられる)に役割を設定したところ、FORWARDの方はButton9、BACKがButton8と認識されているようである。ちなみにスクロールボタンはButton2である。私はButton9にScaleを、Button8にはExpoを設定している。ScaleとExpoはそれぞれ、MacOSXで言うところのExposéとSpacesに対応する(ExpoがExposéではない)。

 なお、M-XG2BBBKとM-XG2DBBKは上から見た姿がまったく同じである。裏側はスイッチの位置や、USBアダプタ保持部の有無など違いがあるが、机に置いた状態では区別できない。M-XG2BBBKもWindows用に使っているので、机に2つ置いてあると紛らわしい。

三脚買った

・SLIK スプリント MINI II CGN
 中学生の時に買って10年近く使ってきた他社製の三脚が一部破損し、携行に耐えなくなった(現在は実験室で使用)ため購入。「スプリント MINI II CGN」は設置高150-1090mm、仕舞寸350mm、重量780g、搭載最大2kgというスペック。私が使っているα550が約599g (バッテリー無しで)で、よく使うズームレンズのSAL16105が約470gなので、搭載最大の2kgには収まっている。ソニーで言えば70-300mmのレンズも750gくらいなので許容範囲。-400mmのレンズだと単体で1.5kgくらいの製品もあるので、一眼本体と合わせると2kgを超える。まぁそんなレンズは持ってないし買う予定もないので大丈夫。購入にあたって決め手となったのは、350mmという仕舞寸。使っているデイパックに収まらなければ持ち運ぶ気が起きないためだ。あとは自由雲台とクイックシューにも心をくすぐられた。クイックシューと雲台のところは多少遊びがあるが、α550+SAL16105を取り付けた状態で、三脚の方を持って動かしても不安を覚えるほどガタついているわけではない。

・SLIK 三脚 Sポッド SJ-32
 使っているリニアPCMレコーダー、DR-07MKII用に購入。手に取ってみると、予想していたよりは重かった (110g)。DR-07MKIIが電池別で127gなので、まぁ大体同じくらい。SJ-32の搭載最大は400gなので、一般的なコンデジの重量 (200~300gくらい?)はカバーできている。こちらも自由雲台タイプで、取り付けてみた感じでは、十分安定している。もっと安い製品が他にあることは知っているが、今回はSLIKブランドを信じて買ってみた、という感じ。

エントリーモデルとは何ぞや

 コンピュータ本体やそのパーツのリストを眺めていると、「エントリーモデル」と書かれた製品が目につく。対義語としては「パフォーマンスモデル」とか「ビジネス向けモデル」、あるいは「ゲーミング(向け)モデル」といったところだろうか。だが私はこの「エントリーモデル」という表記に違和感を感じる。性能が低くて安い=初心者向け、と言う考えは間違っているからだ。

 もちろん、メールやウェブを見てたまに写真を編集する、というぐらいの人に、CPUで言えばCore i7はオーバースペックだし、GeforceのGTXシリーズなど必要ない。だがしかし、Core i5がオーバスペックかというと、そうは思わない。一般的なアプリケーションの動作に必要な処理能力は、流通しているコンピュータの性能が上がるにつれ、上がるもの(例えば、XPを動かせるマシンでも、Windows 8が動作しない、など)なので、”標準”より下の処理能力しか持たないコンピュータを使う場合、ハングアップやフリーズの遭遇率は高まってしまうのだ。

 私はエントリーモデルとして売られているマシンでも用途を選んで使いこなす自信があるし、10年位前のマシンでも頑張れば活用できる。しかし、これを知合いに与えて使ってもらおうか、と考えると無理っぽい。つまり、エントリーモデルは真の意味でエントリー向けとは考えられない。コンピュータのことがよく分かっていない人ほど、ミドルレンジ以上のマシンを買うべきだと私は思う。

Pavilion dm1のWLANモジュールを交換してみる

 元々内蔵のが壊れたとかではないのだが、よりLinuxでの使用に適していそうなものに交換したくなった。

 まず入れ替えるWLANモジュールを選ぶ。ネットで調べて分かったのだが、HP、IBM/Lenovoは特定の型番のWLANモジュールでないとBIOSが制限して起動しなくなるらしい(BIOS書き換えで回避できる場合もあるらしいが、面倒なので適合品を選ぶことにする)。HP Pavilion dm1-4202AUは

・Atheros WB225 1×1 802.11 b/g/n BT Combo (655795-001)
・Broadcom BCM94313HMGBLP1 802.11 b/g/n 1×1 Combo HMC (657325-001)
・Broadcom 4313 802.11 b/g/n 1×1 WiFi and 2070 Bluetooth 2.1+EDR Combo adapter (BT3.0+HS ready) (600370-001)

の3種類が使えるらしい。元々入っていたのは2番目のBroadcom製。この情報は、HPが機種別に出している、”Maintenance and Service Guide”を読むことで確認できる。私は、

Manuals for HP Pavilion dm1-4200 Entertainment Notebook PC series – HP Support Center

からダウンロードした。

 今、実際のところどうなのか分からないが、昔読んだどこかのドキュメントによれば、Linuxで無線LAN系のことを色々しようと思ったら、IntelかAtheros製が良いらしい。というわけで、選ぶべきはもちろん上の”Atheros WB225 1×1 802.11 b/g/n BT Comb”である。ネットで探したところ、中古品を送料入れて2000円程度で購入できた。

 さて、入れ替えるWLANモジュールの現物が手元に届いてしまえば、あとはそれほど難しいことはない。HP Pavilion dm1-4202AUは、HDDやメモリのみならず、WLANモジュール (PCIe ハーフサイズ)も、ネジなしで外せる裏蓋を取るだけで簡単に入れ替えることができる (モジュール自体はネジで留まっているが)。これは非常に評価できる点で、何もかも交換できない今時のUltrabookとやらに比べて、自由度が圧倒的に高い。WLANモジュールとアンテナ配線のつなぎ方などは他サイトで解説されているのでそちらを参照して欲しい。画像を掲載しないこのblogでは説明しにくいのだ。まぁ、普通に元々はまっていたモジュールと同じように繋げば大丈夫である。

 導入後はWindowsの場合、ドライバのインストールが必要である。一番楽な方法は、有線LANでインターネットに接続された状態で起動を行うことである。私は有線で繋ぐのを忘れて自動インストールを失敗させたので、繋いでからWindows Updateでドライバをインストールした。特に問題なく、動作している。あと、Bleetoothのドライバはどうやら自動的には入れてくれないので、自分でダウンロードしてきて入れる必要がある。Linuxの場合は3.2系で特にドライバをどうこうする必要は無かった。

更新情報

 「Art Creature」にアルバムを追加しました。ちょっと前に大井川へ行ったときの写真です。動物の方は大したもの写せてないですが、植物や菌類は結構いい感じのものが撮れたと思っています。