1話を観て_2014秋 その3

・「大図書館の羊飼い」
 若干流れの悪さが目につくが、原作の制作元からして今後についてはある程度信頼できる。1話では登場しないが、キャラクターは断然、御園千莉である。

・「山賊の娘ローニャ」
 頑張って制作している感じはする。音響は特に良い。ただ演出が嫌いだ。海外のアニメ (ディズニーとか)っぽい感じが鼻につく。3DCG自体が悪い訳じゃない。あくまで演出の問題である。

・「曇天に笑う」
 もしかしたら面白いのかも知れないが、1話ではそれが分からなかった。早い話、曇天3兄弟の人物像に魅力を感じないのである。笑いがない、興奮がない、感動がない、と三拍子揃っているのではないかと不安になるが、とりあえずしばらくは観てみようと思う。

・「グリザイアの果実」
 核心部分が恐らく後半まで明らかにされないので、その点は確信が持てないが、なかなか良い演出であると思った。

・「結城友奈は勇者である」
 岸誠二は駄目監督である。あるいは彼の元には駄目な作品ばかり回ってくるのかのどちらかだ。思い返して見ると、私が観た岸誠二 監督作品で秀逸と感じたのは「人類は衰退しました」ぐらいなものである。「Angel Beats!」然り、「Persona4 the ANIMATION」然り。「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」と「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATION」は特に酷かった。大体の作品が、意味不明、支離滅裂、中途半端、といった四字熟語で表現できる。「結城友奈は勇者である」も同様で、1話を観ても訳の分からないところが多すぎるのだが、それが納得の行く仕方で説明される見込みが全く感じられないのである。とりあえず私の趣向には合わない。

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