まぁまぁ具合がよい。ただし無線LANはやはり鬼門。
FM2A88X-ITX+に搭載されている無線LANモジュールは、lspciの出力結果によると、”Qualcomm Atheros AR9462 Wireless Network Adapter (rev 01)”で、有線LANは”Qualcomm Atheros QCA8171 Gigabit Ethernet (rev 10)”である (製品仕様では”Qualcomm Atheros AR8171″)が、少なくとも有線LANの方はUbuntu 14.04 64bitの初期インストール状態で動作した。無線LANの方は、アクセスポイントの一覧などは取得できるし、一時的に”Connected”にもなるのだが、接続しようとすると何度も繰り返しアクセスポイントのパスワード入力を求められるなど、不安定なので使い物にはならないかも知れない。
無線LANについては、”Intel® Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth for Desktop”も試してみたが、こちらは2.4GHz・5GHz共に安定して使えるようである。ただし11acではなく、11nで接続しているらしい (APは11ac対応)。LAN内にあるサーバーとの間でiperfを使い帯域を測定してみたが、結果は120Mb/s程度であった。そもそも、iwlistでscanした際のProtocolの欄に、acが出てこないことからして、このモジュールを使っての11ac通信はできなさそうだ。
オーディオについては、”Realtek ALC1150″で普通に音が出る。私の環境ではノイズが酷いとかいうことはない。
あとグラフィックドライバについていであるが、Ubuntu 14.04に付いているkaveri向けのオープンなドライバは割と優秀で、私の環境ではインストール直後から解像度に問題がなかったし、ウィンドウ操作をしたときのCPU使用率も高くない (せいぜい10%程度)。私はグラフィックドライバについてはAMDが提供するドライバをインストールして使いたいところ (動画再生支援などが使える)なのだが、現在のところはAMDのkaveri向けLinuxドライバは上手く行かない点が多いので、kaveriでUbuntu動かしたい人は、素直にオープンドライバを使っておくのが吉だと思う。
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