Raspberry Pi model Bに関する幾つかの観察結果

○最小構成なら0.5A出力でも起動可らしい
 購入前にネットで調べた情報によれば、電源は0.7A以上必要、1.0Aくらいあるといいらしい。なので私も最初はPS VITAのACアダプタを使っていた。こいつは1.5A出力できる。が、SDカードとLANケーブル、それに電源を入力するmicro USBだけを繋いだ状態にすると、定格0.5A出力な別のACアダプタ(Sony Cyber-Shot用のAC-UB10というモデル)でも起動が可能であった。もっとも、実際どんだけ流れているか測ったわけではない。ただ、SSH越しに操作してCPU負荷率を100%にしても安定して動作していた。サーバーとして使う分にはHDMIやUSB機器を繋ぐ必要は必ずしも無いので、用途によっては0.5A出力のACでも問題ない可能性がある。ただし、最初に設定するためには画面出力と入力機器を直接繋ぐ必要があるので、その際は0.5Aだと足りないのであろう。

○USB無線LANアダプタも使える
 当たり前かも知れないが、とりあえず動かしたので動作報告。手元にあったGW-USVALUE2は、特にドライバ等を追加すること無く、Rasbianの最新版で動作した。デスクトップにWi-Fi Configのショートカットがあるのは分かりやすい。これでLANを無線にしてしまえば、あとは電源を繋ぐだけ、つまりケーブル一本で稼動させられる。

○その他動作速度など
・CD音質のFlacをCUIのMplayerで再生した時の負荷率が大体10%弱。音楽再生には問題ないと考えていい。
・ffmpegでCD音質のflacをmp3(デフォルト設定、192kbps、コーデックなどの詳細未記録)に変換すると、再生時間と同じ位かかる。なので、録音しつつエンコードして保存、みたいな処理を長い時間継続するのは難しいと思う。
・FirefoxでGoogle Mapなども一応見れる。ただし、遅いので実用には堪えない。一般的なWEBサイトを見る分にはそれほど問題ないが、それでもエディタとウィンドウを切り替えながら、というのは厳しい。
・3.5mmオーディオ出力の音量が小さいように思う。何らかの設定項目を見落としている可能性もあるが、ALSA mixerで音量を100にしても、やっとヘッドフォンがまともに鳴る音量になる程度で、電源を搭載していないスピーカーを十分な音量で鳴らすのは難しそうだ。
・USB接続のWEBカメラを繋いで、cheeseを起動させてみたが、これは使い物にならない。解像度を320*240まで下げても駄目。1コマ/sも表示できない。WEBカメラを使うなら、webcamコマンドを使って静止画を撮影するくらいしかできそうにない。

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