映画館行ってない

 「魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A’s」のBDが金曜に届いたので観た。基本的なストーリーはTVシリーズと同じであるが、映画化ということで幾つかの要素が追加されたり削られていたり、となかなか楽しめる内容だった。残念だったのは、リーゼアリア&リーゼロッテが削られたこと。TVシリーズでは物語の謎を深める存在として、かなり重要な役柄だったと思うのだが、グレアム共々、完全に存在が消えていた。代わりに付け足されたのが、闇の書本体のシステムについての描写で、これの暴走が全ての原因となるようにストーリーが組まれていた。私としては、グレアムの画策は「A’s」の物語に必要不可欠だと思うのだが、時間の都合か、あるいは簡素化のため、削られたと思われる。もう一つ残念だったのは、私が考えるTVシリーズ版「A’s」で一番の名場面、ヴィータに襲われたなのはを助けに来たフェイトが、バルディッシュを構え、ヴィータの「仲間か?」に対し「友達だ!」と答えるシーン、これが半ば無くなっていたこと。いや、まぁ台詞としてはあったのだが、随分と描写が変わっていた。それ以外は大体押さえるとこ押さえていたと思う。

 グラフィックはTVシリーズの放映から随分と経っているので進化していて当然なのだが、若干3DCGに違和感を感じる点があった。例えば冒頭で突っ込んでくるトラックとか。主題歌は既に購入していて聴いていたが、やはり良い。リーンフォースが消えるときの音楽はTVシリーズと同じ(アレンジはされているが)でこれも良かった。

 映画を観れば十分にA’sの面白さを感じることはできると思う。ただ、やはりTVシリーズの方が面白いとは思う。

UNetbootinの効能

 以前に「これは使える」で書いた、UNetbootinを使うことでUbuntuのインストール時間がどう変わるか試してみた。

 検証に使用した環境は、最近拾ったボードで組んだマシン。

Core 2 Quad Q8200
DDR2 512MB *2
Quadro FX 1400
Seagate 3.5in 500MB HDD (SATA2接続)
DVD Drive (SATA接続)

 USB Memory 4GB ELECOM (MF-STU204GBK)
 CD-R 48x 対応
 Ubuntu 12.04.2 64bit版

 [結果]

 UNetbootinで作ったUSBメモリからのインストール:12:07
 CD-Rからのインストール:20:47

 [まとめ]

 UNetbootinは素晴らしい。

2013年春アニメで観そうなやつ

・「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」
 録画してしばらく放置になると思う。原作も買ってはいるけど読んでなくて2冊ほど溜まってるし。少なくとも1期については、アニメよりも原作の出来が良かったので、今回もそんな感じだろうと予想する。

・「惡の華」
 公式サイトの説明を読む限り、この作品を観るのには相等の精神力が必要になるだろうと予想できるのだが、グラフィック的に気になるので録画して体調の良いときに観てみようかと思う。あと、公式サイト動作重すぎ。

・「翠星のガルガンティア」
 これ、公式サイト凄いよ。Flashじゃなく、JSとCSS3でここまでやってる。jqueryを多用してるみたい。動作も軽い。↑の公式サイトとはレベルが段違い。可変レイアウトだし。阿澄さんと伊藤静さん、ご出演とのこと。

・「革命機ヴァルヴレイヴ」
 なんかロボットもの多いな。

・「あいうら」
 ニコニコ動画で観ることになるのかね。まぁ飯を喰いながら観るのにちょうどいいようなアニメだと予想される。基本、女の子しか出てこないというのはいいことだ。

・「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
 こういうのって好き嫌いあると思うんだが、これの公式サイトは、縦に長すぎ。ページ遷移を使うか、もっとコンテンツの配置を工夫しないと見にくいと思う。まぁよくあるラノベものということで。

・「変態王子と笑わない猫。」
 直感だけで言うと、少なくとも面白いところはあるはず。ただ、それが長続きするか分からない。小倉唯が出演とのこと。

・「RDG レッドデータガール」
 OPとEDが楽しみだね。あとはまぁそこまで期待していない。どちらかというと女子向けなのかなぁ。

・「波打際のむろみさん」
 いい感じのキャスト揃えてるね。内容的には、飯を喰いながら観る感じだと思う。野中藍さんご出演とのこと。

・「ハヤテのごとく! Cuties」
 伊藤静さんが歌うOP主題歌が非常に楽しみ。ニコニコ動画で放送してくれないと観れないけど。「毎回別ヒロインとの別ルート」とのことだが、公式サイトでは現在のところ10話まで予定が公開されている。それを観ると、私の好きな咲夜さんは伊澄さんと抱き合わせ。泉は「他2人」(原文ママ)と一緒の回になるらしい。

・「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」
 あんまり凄い凄いって言われないけど、動画工房って凄いよ。とりあえず、そのことを確認したい。

・「宇宙戦艦ヤマト2199」
 いろいろと心配な点はあるが、最近の声優陣でこの「宇宙戦艦ヤマト」がどうなるかは確かめる必要がありそうだ。

・「とある科学の超電磁砲S」
 待ってたよ。出来が良すぎる漫画「とある科学の超電磁砲」と、どこまでストーリーが調和しているのか分からないが、とりあえずBDを購入するのは間違いないだろう。EDが井口さんになって、これはELISAさんの活動状況に問題が?と思ったが、別の春アニメで主題歌歌ってるし、これまで主題歌に統一感のあった「とある」シリーズの系譜に何かが起こっているのではないかと空想するが、あまり重要なことじゃない気もする。

・「ぼくは王さま」
 うわー、観てぇ。チョーさんと新井里美さんだろ。

・「這いよれ!ニャル子さんW」
 まぁ阿澄さんご出演とのことで。1期でぶっとび度が右肩下がりだったのを2期でなんとかしてほしいと思う。

キム兄が怖くていい味出してるよ

 「西の魔女が死んだ」という邦画を観た。私が最初にこの作品(原作は小説)に触れたのは、深夜ラジオのラジオドラマだったように記憶している。当時私は中学生で、少ない小遣いで買ったラジオを、布団の中に潜って耳に当てながら聞いていたものだ。ラジオの視聴歴もまだ浅かったが、「西の魔女が死んだ」の朗読劇にはとても心を打たれた。その後、中学の時だったか高校に進学した後かは覚えていないが、原作小説も読んだはずである。現在手元に本が無いので、図書館で借りて読んだのだろう。そういう馴染み深い作品だったので、今回、普段あまり観ない邦画を鑑賞したわけだ。

 映画は原作に忠実だったと思う。もっとも、原作をあまり覚えていないので「うんうん、こういう感じだった」という程度なのだが。とにかく、ストーリーから受けた印象は、過去にラジオドラマを聴いて感じたものと近かった。ただ、映画としてはあまり感心しない点もあった。特に、準主役である、まい(高橋真悠)の演技が安定していないのは気になる。「あ、割といいな」と思うシーンもあれば、「表情おかしくね?」と思うシーンもあったのだ。

 その他、内容について。「霊魂は不滅だ」という考え方は私としては受け入れられないが、それ以外の大部分はとても道徳的でよかった。他人を疑って怒りを覚えるより、心の平安を大事にするという教えを多くの人が当てはめていれば、現代における多くの争い事は解決するだろう。そしてなにより、この作品では「生きる」力を身につけていく少女の姿が描かれていて、それが良い。

イメージング

 森博嗣の「朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away」を読んだ。色々と無理があるような気はするが、読み物としては面白かった。今回はメインのトリックに割と早めに気づいたので、「やられた感」はあまり無い。

 次がいよいよVシリーズ最後となるが、それにしても森博嗣の作品は登場人物の外見が想像しにくい。多くの場合、人は登場人物の外見や声、あるいは各場面における表情や息遣いといったものまで想像しながら小説を読むと思うのだが、森博嗣の作品に登場する人物は、外見のイメージが浮かばないことが多い。それはVシリーズに限らず、S&Mシリーズでもそうであった。まぁこの想像しにくい、というのは別に悪いことではなく、単に読んでいてその必要性を感じないというだけなのかも知れない。