「今更?」と言われそうであるが、最近、UNetbootinの使い方を覚えた。いや、使い方は覚えるほどのことではない。USBメモリを挿して、Linuxのイメージファイル用意して、あとはチョイである。なので、正しくはUNetbootinを使うことを覚えた、である。
UNetbootinとは、USBデバイスをLinuxなどのインストールメディアにするためのアプリケーションである。通常ならイメージファイルをCDかDVDに焼いてそこから起動するものを、USBメモリから起動してインストールできるのである。これの利点はたくさんある。まずは再利用性。CDやDVDは一回焼いたら書き換えできない(消去して再度書き込める光学メディアもあるけど)が、USBメモリは何度も別のディストリビューションの起動メディアにして使える。私の机には、様々なディストリビューション&バージョン違いのインストール用DVDが積み上がっている状態なので、これが増えなくなるだけでも意味がある。そして次に、スピード。光学メディアは書き込みも読み込みも、USBメモリに比べれば遅く、音もうるさい。システムの不具合で再インストールを迫られている時などは基本的にイライラしているので、作業が早く進むというのは重要である。さらに、当たり前であるが光学ドライブが要らないというのもUSBメモリから起動してインストールする利点である。最近は光学ドライブを本体に備えていないシステムもあるし、光学ドライブが壊れているという場合もある。もっとも、USBメモリからの起動がそもそも不可というシステムもあるのであるが、ここ5年くらいのマシンに限っていけば、そういうのは稀であろう。
UNetbootinは実に手軽なので、もしまだCDやDVDを焼いてLinuxをインストールしているという人がいたら、是非これを使うよう勧めたい。今後、機会があればインストールにかかる時間を、USBメモリの個体を色々試しながら検証するということもやってみたい。
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