1話を観て_2014夏 その2

・「ヤマノススメ セカンドシーズン」
 主題歌は普通。OPの方は予約した。全体の雰囲気は1期と変化無しで大変良い。BDも全巻予約済み。

・「月刊少女野崎くん」
 若干の違和感。キャスティングが私のイメージとは違うが、観続ければ解消されるはず。

・「スペース☆ダンディ」 (2クール目)
 安定。主題歌を変えなかったのは良い判断である。

・「まじもじるるも」
 微妙。あまり面白い展開が予測できない。ただそれほど観るのが辛いわけでもないので、飯を喰いながら暇つぶしに観るのには適している。

・「アカメが斬る!」
 好調なスタートに思える。硬派な感じを継続して欲しい。

・「戦国BASARA Judge End」
 主題歌のインパクトがこれまでのアニメシリーズに比べると若干低い。

TV放送と比べるとBDは音がいいと思う

 購入したBDをちゃんと観よう、ということで、「Fate/Zero」に続いて「喰霊-零-」(2008)と「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」(2010)を観た。「喰霊-零-」はBD-BOX、「FA」はBD初限をいずれも発売後すぐに購入していたが、BDではほとんど観ていなかった。

 まず「喰霊-零-」は、「Fate/Zero」の監督でもある、あおきえいの監督作品である。TV放送当時、私はこれを小型のブラウン管テレビで観ていたが、最終話へ向かって興奮がグッと高まっていった感覚を覚えている。そして観返して改めて思ったが、この作品には無駄な描写があまり無い。ありとあらゆる場面が、その後の展開へ繋がっているように思えるのである。私がこういう感覚に至る作品は、そう多くは無い。そしてこの作品の面白さは、人間の弱さとそれがもたらす結果が素直に描かれている点である。神楽が躊躇したせいで父は死んだし、紀之は黄泉と戦えず一騎が死ぬのである。一人の人間が下す一つの決定は、時として他人も巻き込んで破壊的な影響をももたらすものだが、そういったことを軽視している作品が多い中で、「喰霊-零-」はしっかりと描いている。3年後くらいにまた観たい。

 続いて「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」であるが、こちらは心洗われる作品である。普通、この手のゲーム原作アニメはヒロインに焦点が合うものなのであるが、この作品は主人公にも魅力がある。私は以前の記事でも本作の主人公である支倉孝平について、
「所謂ギャルゲの主人公体質を持ったキャラクターではあるが、なかなかやる奴である。第4話で生徒会長の千堂伊織も言っていたように、他人の心をつかむのが上手い。自分にできること以上をやろうとする無謀さではなく、自分に出来ることを探そうという意欲に溢れているように見受けられる。」
と書いているが、やはり改めて観ても支倉孝平は凄い。合理的な思考回路によって行動しているし、なにより誠実な人間である。観ていて気持ちがいい。ヒロインの中では悠木かなでが好きだが、落ち着いた感じと思考力では悠木陽菜も素晴らしい。画の出来も良いし、主題歌、BGM共に最高レベルである。

1話を観て_2014夏 その1

・「Free! Eternal Summer」
 まぁ順当にスタートしたかなと。OP曲は1期の方が良かった気もするが、繰り返し聴くと評価が変わるかも知れない。割とストーリーに期待している。

・「美少女戦士セーラームーン Crystal」
 期待度が高かった分、微妙。私の予想では視聴者の6~7割が「OP曲はムーンライト伝説でいいんじゃね?」と思っているはず。

 新作アニメではないが、再放送が始まっている「高橋留美子劇場」の1回目、「Pの悲劇」があまりに面白くて驚いた。私は中学生の頃に「めぞん一刻」と「らんま1/2」をほぼ全話視聴、「らんま1/2」はマンガも全て読んでいるが、短編集については全く知らなかった。

最終話を観て_2014春 その2

・「ご注文はうさぎですか?」
 画やBGMの出来が良かったが、基本的にはシャロちゃんを観るアニメであった。

・「ノーゲーム・ノーライフ」
 感心させられるストーリー展開が一部見られる一方で、思い返してみると6~7割は意味不明であったように思う。「全てがゲームで決まる世界」というのは、単に物理攻撃による争いが無いというだけであって、生きていく上で必要とする資源を個体間あるいは種族間で奪い合っているという構図は同じなわけだな。ただし盟約に誓わなければゲームはスタートしないのだから、望まない奪い合いは避けられるというわけだ。となると、本当に賢い王であればゲームなどせずに自国の生産性を上げる方が良い。ゲームに強ければ他人のものを奪っても良い、自分は働かず他人が生産したものを得ても良い、という考え方はどうななのだろうか?主人公の空と白などはまさにその考え方に冒されており、自分たちは働かずにゲームばかりをしているわけだが、この世界ではそれが正当化されているのだ。

・「マンガ家さんとアシスタントさんと」
 くだらないが面白い。OPとED曲が素晴らしい出来で、あざとい声優ユニットでなければ買うところだが、どうせアルバムがレンタルに出るのでその時手に入れる。

・「エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~」
 7か8話が放送されていた頃に観始めたと思うのだが、予想より楽しめて最終話放送までに追いついた。アトリエシリーズについてはこれまで何も知らなかった私であるが、この世界観は凄いと思った。エスカの声がいいなと思ったのであるが、担当声優の村川梨衣さんは「のんのんびより」の一条蛍や「ビビッドレッド・オペレーション」の二葉あおいの声もしていた人で、今後の期待株だと思う。あとはマリオン (cv.植田佳奈)が光っていた。OPとEDがフルバージョンで収録されているサントラを予約済みである。

更新情報

 久しぶりにMizukama OSS Laboの方で記事を書きました。

MPlayerのCPU使用率~動画再生支援と早見再生~

VDPAUのhqscalingはアニメの画質向上に効果があるか?

の2本です。両方共Linux環境下での動画再生に関するもので、文量もそれなりにありますし、とったデータもある程度役に立ちそうなものです。

 私は動画再生もほぼLinux上で行っていますが、音声再生と合わせてメインはMPlayerです。WindowsやMac上ではVLCを使っているので、統一した方がいいような気もしないではないですが、コマンドラインでオプションを設定できる自由さはMPlayerの方が上だと思っているので、Linux環境では主にMPlayerを使っています。