1話を観て_2016冬アニメ

・「この素晴らしい世界に祝福を!」
比較的テンポが良い。1話を観た限りでは、ラノベ臭も酷くなく、観つづけられそうな気がする。ただスカートが短すぎるのは良くない。

・「石膏ボーイズ」
ウルトラスーパーアニメタイムで、「おしえて!ギャル子ちゃん」を観た後、勝手に始まるので観てしまう、という感じ。

・「だがしかし」
きちんと許可を取って製品名やデザインを出してきているのが評価できる。私は子供の頃、親から駄菓子を食べることを制限されていたので、最近の方がむしろ食べている。

・「おじさんとマシュマロ」
強烈だな。こういうアニメ好き。

・「おしえて!ギャル子ちゃん」
内容はくだらないのだが、テンポや台詞回しが良い。

・「ブブキ・ブランキ」
3DCG自体がが悪いとは思わないんだけど、間のとり方に少し難がある。だからキャラクター同士の会話も、アクションも、すんなり受け入れられない。とはいえ、しばらくは観る予定。

・「大家さんは思春期!」
これは毎週楽しみなアニメになりそうだ。何を隠そう、私は女子中学生が好きなのである。

・「てーきゅう (7期)」
いつもと変わらず。

・「旅街レイトショー」
面白いと思う。タイトルにあるように、朝起きて観てテンション上げるようなものではなく、寝る前に観るようなアニメである。

 まだ今期スタートで、私を悶えさせるようなものには出会っていない。基本的には、先クールから続いている「うたわれるもの 偽りの仮面」を観てれば空腹感は無いし、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」と「ルパン三世」も加えればお腹一杯である。

最近観た映画

・「スター・ウォーズ」エピソード 4,5,6,1
久々に観た。エピソード3はまだ観たことがない。

・「祇園囃子」
金で女を買う男にだけはなりたくないなと思った。

・「女殺油地獄」
近松門左衛門の代表作として高校で習った記憶があるが、具体的なストーリーは知らなかった。サスペンスとして非常に面白い。

・「トラ・トラ・トラ!」

・「私をスキーに連れてって」
面白いが、滑走禁止区域を滑ったり、雪道で車のレースをしたりと、あまり褒められたものではない行為も多い。

・「メリー・ポピンズ」 (1964)
まぁディズニーらしいな、という感じ。子供たちがあまり可愛くないのが良い。母親役の役者 (グリニス・ジョンズ)が、タレントのなるみさんに似ている。

最終話を観て_2015秋 その1

・「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」
面白かった。櫻子さんが飼い猫を標本にしたエピソードを観て、死んだカブトムシをゴミ箱に棄てて親に怒られた自分の過去を思い出した。その時は庭に埋めるよう指示されたが、今の私は何の躊躇もなく、実験に使った昆虫や飼育していた動物をゴミとして棄てている (もちろん標本にすることもある)。アニメの感想に戻ると、2期があるのか分からないので、伏線を残したストーリー構成に若干の不安を覚えるが、それでも観終って気持ちの悪いものではないし、よくまとまっていたと評価できる。

・「ゆるゆり さん☆ハイ!」
何度か観た回もあり、全体を通して楽しめた。もう少しぶっ飛んだ内容の方が私としては嬉しいが。主題歌は共に購入。

・「終物語」
前半は羽川さんを楽しめた。後半は特に楽しめるものが無かった。ED主題歌はよかったと思うが、OPはいずれも微妙だった。

・「ワンパンマン」
アニメとして良く出来ていて、毎話楽しめた。収益もそれなりに出ているはずなので、2期を期待できると思う。

・「不思議なソメラちゃん」
とんでもない発想力で、笑うと言うよりは、唸らせられる。

・「てーきゅう」(6期)
いつも通り。

・「ご注文はうさぎですか??」
主題歌がよかった。安心して観れる。

似ていると思う話

 私は高校の時、水泳部に入っていた。水泳は競技中に応援がほとんど聴こえない (泳法や会場によっても変わるが)。なのに競技会では、部内の誰かが泳ぐとき、必ず観客席にいる部員全員で応援をして、泳いでいる間もメガホンを叩いたり声を出したりしていた。私は部長で泳ぎが遅かったため、応援の指揮を執ることも多かったのだが、この”実際には届いていない応援”について若干の疑問を感じつつも、他の部員の競技中ずっと声を出して応援することで、自分の競技中も応援されているという確信が得られ、それを励みにするための行為なのだ、と考えて行っていた。

 大学で学部生の時、同期の知り合いで外見の優れた女子がいた。彼女は賢くて喋りも面白いのだが、トークの内容は、自分に好意のあるそぶりを見せた男についてであることが多く、それもかなり批判的なものなので、聞いていて素直に笑えないなと思ったことがある。この場にいない誰かの悪口を言っているということは、どこか別の場所で私や友人の悪口を言われる可能性も無いとは言えない。そう考えると、自分自身も他人の悪口を言ったり差別的な発言をしたりしないよう、注意しようと思った。

あなたとは気が合いそうだ

 年末に祖父の家へ行った際、母と妹と私で、近くのスーパー銭湯へ出かけた。父は要介護の祖父を風呂に入れると言って残ったので、男湯へは私一人で入ることとなった。私は1時間も入れば十分満足なのだが、妹がもっと長く入りたいと主張したので、2時間後に出口で待ち合わせることになった。

 このスーパー銭湯は比較的規模が大きく、露天風呂だけでも5,6種類の湯が用意されている。私は一通り汗をかいて体を洗った後、ぬるめの露天風呂に入ることにした。2時間という時間を消費するには、ぬるい湯につかっているのが一番楽だろうと思ったのだ。決して、そこで女児2人が遊んでいたから選んだわけではない。

 その風呂には何か黄色いものが浮かんでいた。最初は柚子かと思ったのだが、柑橘系の香りはしない。近づいてみると、それはおもちゃのアヒルだった。ゴルフボール大のアヒルがいっぱい、水面に浮かんでいるのである。ぬるめの湯なので、子供たちが遊べるようにと浮かべてあったのだろう。実際、4,5歳と思われる女児たちはこのアヒルで遊んでいた。アヒルは柔らかい樹脂でできていて、中に空気が入っている。腹の部分には笛が仕込まれていて、軽く潰していやると音が鳴る。私も暇なので、アヒルで遊ぶ女児の微笑ましい姿を観察しつつ、自らも2,3羽のアヒルを弄んでいた。風呂には女児2人と私以外に、私より少し年上の30歳前後と思われる男性と、片方の女児の親戚と思われる40歳程度の男性がいた。

 しばらく湯につかっていた私は、あることに気がついた。アヒルの数が減っているのである。私が来た時点で30羽程いたはずのアヒルが、10羽そこらしかいないのである。よく観察していたから間違いないが、子供たちが風呂の外へ持ち出したり、放り投げたりはしていない。ならばあのアヒルたちはどこへ行ってしまったのか。不思議に思った私は注意深く周囲を見渡した。するとどうだろう、30歳前後の男性が体を横たえている辺りの水底に、おびただしい数の黄色いものが沈んでいるではないか。なんとその男性は、手の届く範囲にやってきたアヒルを捕まえては、中の空気を抜いて沈めるという作業を延々と続けていたのだ。沈没させられたアヒルは100を優に超えるだろう。全て浮かんでいれば、水面を半分は埋め尽くせる数だ。それを黙々と沈めている大人、なんというシュールな光景だろう。

 私も真似してやってみた。確かに中の空気を全部抜いて水を入れてしまうと、おもちゃのアヒルは風呂の中で沈む。さらに私はそれを一歩進めて、サスペンドアヒルを作ってみた。アヒルの中の空気を微調整してやると、水面まで浮かんでこず、底にも付かない状態で、風呂の中を漂った。水中の流れを可視化できて面白い。