大学での実験を終えて下宿に戻ったのが夜中の3時頃。眠くなるまで本でも読むか、と読みかけだった本をひも解いて、気づいたら読み終えて朝の7時だった。その後、13時からのバイトにもちゃんと間に合ったので問題ないが、読書で徹夜してしまうのも久しぶりである。んで、その本というのは、知り合いから借りた、「犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリ朝花瓶の謎」(コニー・ウィリス 著, 大森望 訳)の文庫版。上下2巻、合計950頁ほどの長編である。少しずつ、それも不定期に読んでいたため、一体いつこの本を借りたのか忘れてしまったくらいである。
私はこの作品を、ミステリーだと思って読み始めた。が、読み進めてみると、ミステリーと言うよりはSFであり、コメディーである。もちろん、ミステリーっぽい要素も無いわけではないが。内容は、決して読みやすく理解しやすいものではない。これは訳が悪いとかそういうケチを付けているのではなく、舞台や設定の都合上仕方ないと思う。まず、時間旅行の複雑な設定を理解しようとすると時間がかかる(読み流すなら問題ない)。次に、ヴィクトリア朝時代もしくはそれ以前の文献から引用したことを喋りまくる登場人物が複数いる(訳注で引用元が分かる)ため、その手の小難しい言い回しとかをしっかり追おうとすると、スムーズには読めない(読み流すなら問題ない)。私が分かる引用というのは、シェイクスピア(の有名なやつ)か聖書くらいである。あとは、そもそも私がアルファベットの名前に弱いというのもある。人の名前にしろ地名にしろ、アルファベットのものは音のリズムというよりも文字の視覚的印象で覚えて読んでいることが多いので、複雑な人物関係になると、途中で「あれ? こいつ誰だっけ?」となるのである(ただし、これも読み流すなら問題ない)。
読み終えた感想としては、まぁ面白かったかな、という感じ。世界史や地理にめっぽう弱い私にとっては、教養の勉強としてもよかったと思う。が、先に書いたようにやはりすらすらと読めるものではなく、文量も多いので、読みきるには多少の辛抱強さも求められる。
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Posted 26 8月 2012
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Tagged: レビュー, 小説
・「TVアニメ 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A オリジナルサウンドトラック」
まぁ買うわな。「穏乃のテーマ」「みんなといると楽し…っ」「千里山女子」「選手入場」「試合開始」「追撃」などが印象深い。
・「微笑みのブルマージュ」
これまでの「なのは」シリーズEDとしては平均的な出来だと思う(私が一番好きなのは「Spiritual Garden」)。
RADEON HD 7770を使ったLinux環境(Ubuntu 10.04 LTS 64bit)での3画面環境の構築について記録する。
使用しているものは以下の通り。
GPU: MSI R7770-2PMD1GD5 OC
Adapter: Accell Mini DisplayPort to DVI-D Active Single-Link Adapter B087B-006B
Display: 1680x1050px(DVI), 1440x900px(HDMI→DVI), 1280x1024px(miniDP→DVI)
OS: Ubuntu 10.04 LTS 64bit
Driver: 8.982-120727a-144949C-ATI
今回使ったGPUはDVI+HDMI+miniDPx2と、4つのデジタル出力コネクタを備えている(Eyefinity機能によりハブを介して最大6画面の出力が可能なはず)。うち、miniDPの1ポート以外を使い、3つのディスプレイと接続して3画面とした。RADEON HD 7000シリーズは基本的にどれもディスプレイコネクタが3つ以上付いているので3画面以上の出力が可能なのであるが、この3画面化をする上でもっとも重要なのが、DPあるはminiDPからの変換コネクタである。もちろん、DP入力のあるディスプレイを持っているなら問題ない。そのまま繋ぐがよかろう。しかし、今のところはDPコネクタの付いたモニタを持っている人は少数で、私のように、どれも解像度がFull HDに満たない寄せ集めのディスプレイで3画面を楽しもうと思っている場合は、この変換コネクタを注意深く選ぶ必要がある(詳しいことは適当に検索して調べたらいい)。あとはDriverの導入。慣れている人なら心得ていることだと思うが、2010年にリリースされたOSで2012年発売のGPUを繋ぐなどということをすると、自動的にはドライバが導入されない場合がある。なので、手動でAMDのサイトからドライバーをダウンロードし、インストールして適用する必要がある。ここら辺も必要なら別のサイトを調べてやればいいと思う(NVIDIAのGPUで同じことをするよりは楽)。RADEON HD 7770を使った3画面環境は快適で、CPUがAthron64 x2 5000+と非力ながら、Compizの展開やスケールと言った視覚効果もサクサク動く(しかもBOINCでGPUを使った宿題をやらせながら、でもである)ので、790GXの内臓GPUを使って1画面出力させていた頃よりずっと良好な動作をしている。
Proxyの設定が必要な環境だとまず引っかかる。Mendeley Desktop (Ver. 1.6)をUbunut 10.04 LTS 64bitにインストール後、普通に立ち上げようとすると、ウィンドウは出るが認証画面が表示されない。ちなみに、Ubuntu 12.04 LTSではシステムの方でProxyの設定が行われていれば、このような問題は生じなかったと思う。
参考になったのは以下のフォーラム
「Mendeley | MD freezes at Setup on Ubuntu 10.04 64bi…」
要するに、MDは初回起動時に認証画面を表示しようとするんだが、Proxyの設定がなされていないと通信できないから、認証の準備ができずに固まるわけだ(と思う)。そこで、
# sudo mendeleydesktop –setting General_FirstRun:false
とオプションをつけて、初回の認証画面表示を回避するらしい。やってみたら通常のMendeley画面が表示され、フォーラムにかかれている通り、「Tools -> Options -> Connection」でProxyの設定を行うことができた。設定が終わると(というかアカウント認証を受けていないのにMDが気づくと?)自動的に認証画面がちゃんと出てくるので、そこでアカウント情報を入力してログインすればよい。
……ただ、それをやってたら今度はsudoをつけないと起動しなくなってしまった。まぁそれほど困らないけど。
「キリンの泡」を飲んだ。美味い。私はビールを飲んだことが無い(ノンアルコールビールは何度かある)のであるが、このホップが入った炭酸、初めて飲む感じ。しかもグレープフルーツとアップルで10%も果汁が入っているというのが素晴らしい。炭酸飲料の好きな人は試してみる価値があると思う。
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Posted 22 8月 2012
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Tagged: レビュー, 飲料