iSCSIが中々良い

自宅で使っている、Windows 7をインストールしたデスクトップマシンのストレージはこれまで、

C: mSATA SSD 64GB
D: SATA 3.5inch HDD 2TB
Z: GbE接続SMB共有ディレクトリ (SATA 3.5inch HDD 2TB on Local Server)

という構成になっていて、ゲームのインストールなどはDドライブに、ドキュメントファイルの保存はZドライブに行っていた。私はLinuxを主に使っており、Windowsではメールの送受信などはしないことにしているので、どうしてもMS Officeを使用する必要があった場合などは、他のマシンとファイルのやり取りがしやすいSMB共有ディレクトリにファイルを保存するのが便利であった。しかし3Dのネットワーク対応ゲームなどは、SMB共有ディレクトリでは読み込みが遅すぎて使えないという印象があったので、直に繋いだ2TBのHDDにインストールしていた。

これでストレージの容量や速度に関しては全く問題なかったのだが、使い続けていくうちに、デスクトップマシン本体に内蔵したHDDの動作音が煩いと感じるようになってきた。内蔵のHDDを無くせれば、SSDだけになって静かになるはずだ。一番良いのはSSDを買い足してHDDの代わりにすることだが、安くなってきたとはいえ、SSDで512GBか1TBとなると簡単に買える値段ではない。そこで、自宅サーバーの余っているストレージにiSCSIで接続して利用してはどうか、ということを考えた。

自宅サーバーはUbuntu 14.04 LTSで、どっかから拾ってきた150GBという低容量のHDDを付け足し、そこにiSCSI用のボリュームを作成、Windows標準のiSCSIイニシエーターを使って接続し、NTFSでフォーマットした。サーバーとデスクトップマシンのネットワークの接続は、ルーターを介してどちらもGbEである。

これで2TBのHDDを取り外すと、以下のような構成になった。

C: mSATA SSD 64GB
E: GbE接続iSCSI (SATA 3.5inch HDD 150GB on Local Server)
Z: GbE接続SMB共有ディレクトリ (SATA 3.5inch HDD 2TB on Local Server)

この環境で、CrystalDiskMark 5.1.2を用いてベンチマークをとってみた。

↓まずはCドライブのSSD、旧世代なので550MB/sでるような奴と比べると遅いが、HDDよりは断然速い。

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CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 311.141 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 160.438 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 36.296 MB/s [ 8861.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 76.312 MB/s [ 18630.9 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 296.945 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 132.964 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 32.970 MB/s [ 8049.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 61.774 MB/s [ 15081.5 IOPS]

Test : 1024 MiB [C: 91.5% (54.4/59.5 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2017/01/15 19:07:32
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)

↓続いて、iSCSI接続のEドライブ

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CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 81.955 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 66.802 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 46.470 MB/s [ 11345.2 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 0.863 MB/s [ 210.7 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 75.291 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 69.843 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 6.687 MB/s [ 1632.6 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.860 MB/s [ 210.0 IOPS]

Test : 1024 MiB [E: 50.1% (25.0/50.0 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2017/01/15 19:02:14
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)

↓最後に、SMB共有ディレクトリのZドライブ。

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CrystalDiskMark 5.1.2 Shizuku Edition x64 (C) 2007-2016 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 68.813 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 116.842 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 8.556 MB/s [ 2088.9 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 77.838 MB/s [ 19003.4 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 75.921 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 3.565 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 5.429 MB/s [ 1325.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 5.431 MB/s [ 1325.9 IOPS]

Test : 1024 MiB [C: 91.5% (54.4/59.5 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2017/01/15 19:16:23
OS : Windows 7 Professional SP1 [6.1 Build 7601] (x64)

iSCSI接続のEドライブとSMB共有ディレクトリのZドライブを比較すると、よりキャッシュが効く設定になっているせいか、Zドライブの方がWriteは速い傾向にあるが、Random ReadはEドライブの方が速い。ゲームでマップのテクスチャを読み込んだりするのはRandom Readに該当すると思うので、やはりゲームのシステムファイルを置いておく場所としてはiSCSI接続のボリュームの方が、現在の環境では適しているということになると思う。今回はどちらもサーバー側のチューニング設定をせずに、デフォルトに近い状態で計測したが、iSCSIもSMBも設定を変えれば性能も変化するはずで、それについては暇な時に追々やっていこうと思う。

年末年始のテレビについて

・「ぐるナイ 新春おもしろ荘」
ペンギンズというコンビがネタを披露していたのだが、これが面白くて5回も観てしまった。私はカミナリの方が好きではあるが、カミナリが面白いのはM-1の前から知っていたし、既に観たことのあるネタだったので、新鮮味はなかった。

・「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しSP」
例年、番組の終盤で放送される、ケンコバさんらが出るコーナーが、下品かつ面白すぎるので楽しみにして観ている。今回も最高に下品で笑えた。

上記の比較的若い芸人の笑いとは別に、正月に放送される漫才などのネタ番組では、中田カウス・ボタン、大木こだま・ひびき、の2組を観るのが楽しみである。私にとっては昨年や一昨年のM-1チャンピオンよりも、この2組の方が断然面白いのだ。加えて、太神楽 (曲芸)も毎年感心させられる。今年は「新春!柳家喬太郎落語~たっぷり2時間独演会~」の合間に登場した翁家社中の芸を観たが、口に咥えた棒の上で茶瓶を操る芸は素晴らしかった。4代目 江戸家猫八が2016年に亡くなり、子猫との舞台を観ることができなかったのが残念である。

最近買ったもの

Victorinox クラシック・リミテッド・エディション 2016 Capricorn
中学生の時から10年以上使っているVictorinox クラシックのハサミが壊れて不便だったので、買ってみた。通常のカラーなら1500円前後から売っているが、限定版で山ヤギをデザインしたものが売られていたので、そちらを買ってみた。お値段は2,390円。また10年位使えればと思う。なお、Victorinoxのマルチツールを買うのは5つ目である。

Iwatani カセットフー 達人スリムⅡ
私は長らく、電気コンロ+電気給湯が設置された部屋に住んでいたのであるが、少し前に引越をして、コンロと給湯がプロパンガスの部屋になった。しかしプロパンガスの料金を払うのが惜しいと感じたため、カセットガスを使って調理することを決意し、このカセットコンロを購入した。私の場合、カセットガス3本(Iwatani純正で500円)が約1ヶ月分に足るので、プロパンガスの基本料金 (恐らく1500円位?)よりも安そうである。IH調理器ではなくカセットコンロを選んだのは、土鍋など、IH非対応の器具でもカセットコンロなら使えるためである。

・「audio-technica ATH-M40x
テレビとゲーム用に購入したヘッドフォン。私は4年以上前にATH-M30というATH-M40xより下位のモデル (1世代前でもある)を購入していて、これは大学の研究室にて高頻度で使用しているものの未だに現役である。それを評価して、一つ上のモデルでかつ現行シリーズであるATH-M40xを購入したのであるが、大きな勘違いをしていたことに購入後気づいた。というのは、ATH-M40xは着脱コードなので、断線してもコードの交換がすぐにできると考えて購入し、それは確かにその通りではあるのだが、その着脱できるコードのヘッドフォン側プラグが、ほぼほぼ純正品しか無い形状の専用設計なのだ。私はSONYのMDR-1Rというコード着脱式のヘッドフォンも使用しているが、こちらはヘッドフォン側のプラグも汎用の3.5mmミニプラグなので、500円程度で買える適当なオーディオケーブルでも繋ぐことができる (ただしプラグの形状に若干の制限はある)。調べてみると、audio-technicaの純正交換ケーブルが1.2mのストレートタイプで1500円くらいから買えるようなので、それほど馬鹿高いものではないが、やはり専用設計だと選択の自由が失われて嬉しくはない。

半分くらいまで観て_2016秋アニメ その2

・「終末のイゼッタ」
画は綺麗だが、ストーリー的にはあまり期待できないと思いながら観ている。

・「侍霊演武:将星乱」
「Fate/stay night」と合わせてタイトルをGoogle検索してみると、私と同じことを感じた人は少なくないようだと分かる。「Fate/stay night」の英霊が全て三国志の登場人物だったら、という感じの作品である。これは早々に2話で観るのを止めた。

・「奇異太郎少年の妖怪絵日記」
すずがエロい。

・「あおおに ~じ・あにめぇしょん~」
よく分からないが、理不尽系のギャク作品なのだと理解した。

・「バーナード嬢曰く。」
台詞が速い。「てーきゅう」シリーズほどではないが、私が現在標準としているx1.75の速度では聞き取れないことが多い。x1.3くらいが丁度良い。

・「WWW.WORKING!!」
戸松さんがハマリ役。最初は凄い面白いと思っていたのだが、後半に入って普通の面白さになってしまったのは、やはり色恋が全面に押し出された作品を私が好まないからか。

・「てーきゅう」(8期)
特に書くことはない。

3,4話まで、あるは1話だけ観て_2016秋アニメ その1

・「ナンバカ」
男性声優ファン以外は観る価値がない。私は1話しか観てない。

・「ドリフターズ」
滅茶苦茶な設定かと思えば、どうして中々面白い。

・「クラシカロイド」
楽に観れる。こういうアニメも嫌いじゃない。

・「TRICKSTER ~江戸川乱歩『少年探偵団』より~」
江戸川乱歩の没後50年が経過して、著作権の保護期間が終了したために、昨年から江戸川乱歩作品の映像化が幾つか行われていて、これもその1つになると思うのだが、江戸川乱歩の小説を幾つも読んで育ってきた私からすれば、原案:江戸川乱歩とするのはどうかと思うレベルでずれている。「乱歩奇譚 Game of Laplace」も駄作であったが、雰囲気的にはまだこちらの方が原作に近い。ただし、江戸川乱歩とそれほど関係の無い作品だと考えて観れば、それほど酷い作品だとも思わない。

・「信長の忍び」
短いのでさくっと観れる。すごく面白いわけではない。

・「ViVid Strike!」
観ていて心が洗われる素晴らしい作品だ。題名から「なのは」が外れたのは、私としては良いと思っている。主題歌の歌手も変わったことだし、少なくとも4話までは、「A’s」以前に登場していた古参のキャラは一切出てこないわけだし。「StrikerS」まで広げても、ヴィヴィオとノーヴェぐらいしか本作には登場していない (と思う)。私が考える難点としては、リンネの声に小倉唯を起用したこと。田村ゆかり&水樹奈々という超人気声優が出演していた作品の流れを汲む本作に、新世代の人気声優を当てたいという意図は分かるし、歌手としても推してる小倉唯を入れれば、曲もアニメも売れるとは思う。だが、ストーリー的には本来力強さが求められると思われるリンネの声として、小倉唯は合ってないんじゃないかと感じるのだ。私も小倉唯は好きだし、曲も購入しているが、このキャスティングにはあまり納得していない。

・「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」
楽に観れる作品ではないが、面白い。ただし、主人公の少年が頭悪いので、観ていてイライラする。

他にも今期のアニメを幾つか観ているが、別の記事で書くことにする。