赤信号では渡らない

健康でそこそこ運動もできる若者が、片道1車線程度の細い道の横断歩道を、信号が赤の時に渡ったとしても、車が近くに来ていないと分かっていれば、危険性はほとんどありません。ある程度の見通しがあれば、たとえ制限速度を超えたスピードで車が走ってこようとも、余裕でかわせるはずです。だから多くの人は、信号が赤の時に横断歩道を平気で渡ります。

私は、健康でそこそこ運動もできる若者ですが、赤信号は渡らないことにしています。一緒に歩いていた人が赤信号を渡ろうとも、私は信号が青に変わるまで渡りません。一緒に歩いていた人が目上の場合であっても同じです。

赤信号では渡らないという当たり前のことを、他人に嘲られても私が続ける理由の1つに、赤信号で渡る姿を幼い子供に見せたくない、というのがあります。幼い子供は、健康でそこそこ運動もできる若者、には該当しません。子供は一般に、運動能力は大人より下で、状況判断能力も劣ります。だから信号が赤の時に横断歩道を渡る際の危険性は、私たち大人よりもずっと高くなります。だから大人は子供に、赤信号の時に渡ってはいけない、と教えます。それなのに、若者や大人の多くが赤信号で渡るのを見たらどう考えるでしょうか。

世の中には、色々な意見を言う人がいます。赤信号の時に渡っても健康な大人には危険性がほとんど無いのだから何も問題ない、というのはもっともらしい意見ですが、個人の行動が他人にどういった影響を与えるか、考えが及んでいないように感じます。今回は赤信号の時に横断歩道を渡る問題について考えましたが、同じようなパターンで意見の差がでることは多々あります。

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