裸族の頭を買ってみた

 センチュリーの「裸族の頭 IDE+SATA Ver2 HDD接続アダプタキット」を購入した。Amazon価格で2500円程。

 現在メインで使っているマシンのマザーボードには辛うじてIDEポートがついており、IDE接続なHDDを接続できるのであるが、最新のマザーボードになるとIDEポートを備えていないものが多く、その場合は内蔵用に増設しようとすると別途拡張カードを買う必要がある。拡張カードもPCIなら複数持っているのだが、Mini-ITX規格のマザーなどでPCIeスロットしかないものだとカードも別途買わなければならない。しかしながら今の時代にIDE接続のHDDを常用するためにPCケース内に内蔵する必要性に迫られることはあまり無く、基本的には古いマシンからのデータ復旧を頼まれた時など、一時的な接続で済む場合がほとんどである。そのため、USB経由でIDE接続のHDDや光学ドライブを繋げられる変換コネクタを買おうと思い、選んだのがこの商品である。

 私にはいくつか御用達メーカーがあるが、外付けHDDケースなどはセンチュリー製品を買うこととしており、これまでにも4つは買っているので、今回もその用途に合わせてセンチュリー製品の中から「裸族の頭 IDE+SATA Ver2 HDD接続アダプタキット」を選択した。この製品は名前の通りSATAとIDE、どちらでも接続できIDEは2.5inchにも3.5inchにも対応している。センチュリー製品では他にSATAに対応していない「センチュリー 裸族の頭IDE CRAIU2」(実売1500円程度)や、IDE+SATA両対応でUSB3.0接続できる「センチュリー 裸族の頭 USB3.0 SATA6G HDD変換アダプター」(実売4000円程度)などもあるが、前者はSATAに対応していない、後者は高価な上に光学ドライブの接続に対応していない、という理由で選択しなかった。

 さて、ここからが製品レビューになるが、まず当然ながらLinuxでの利用に問題はなかった。Ubuntu 14.04 LTS 64bitで接続したところ、何もしなくてもHDD、光学ドライブ共に認識、データの読み込みを行えた。製品説明には対応OSとしてWindows系とMac系しか書いていないが、単にサポートしたくないから書いていないだけである。LinuxだからといってUSBメモリや外付けHDDが使えないという話は滅多に聞かない。なお、Windows 7で接続した際も、ドライバのインストールは自動的に行われスムーズに使うことができた。

 この製品を試してみて感じたのは、HDDを接続するというよりも、光学ドライブを接続する用途で使いたい人は多いんじゃないか、ということ。この製品を使うと、Desktop内蔵用の5inch光学ドライブをノートPCに接続して使うことができるので、USB経由の給電を前提に設計されているものが多いポータブル光学ドライブよりも、高速にCDやDVDを読み込める。ノートPCでiTuensなどを使い音楽CDを取り込む機会の多い人にとっては、なかなか良い製品だと思う。

 難点を挙げるとすれば、給電用のACアダプタが大きく、そして電源ケーブルが硬い。

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