お前に理解させるのが難しい

 PS Plusでフリープレイになった「真かまいたちの夜 11人目の訪問者」をプレイしており、とりあえずミステリー編をクリアした。きちんと自力でクリアしたわけだが、正しいルートにたどり着くまでには、かなり歯がゆい思いをさせられた。

 と言うのも、「最初の被害者は死体の状態で移動させられてはいない」、「雪乃はオーナーを手伝う立場」という2点は、一回目に読んでいる段階で、というか女湯で死体が見つからなかった段階で私は気づいていたのだが、ゲーム中の視点である主人公が、なかなかそれに気づかないのだ。こいつに気付かせるためには、途中で何回かはさまれる探索イベントで、適切なオブジェクトを選択しないといけないようなのだが、私としては断片的な情報だけで話が見えてしまっていたというわけだ。結局、正しいルートへ流れる分岐 (上記2点を主人公が理解するかが分岐の鍵になる)を過ぎた後のバッドエンドルートを全部潰す作業をしてしまい、時間がかかってしまった。

 このゲームの特徴である、複雑なシナリオ分岐や探索イベント、条件を組み合わせて仮説を立てるシステムなどは興味深いと思ったが、シナリオを書いた人間の思考ルート (あるいは、シナリオを書いた人間が想定するプレイヤーの思考ルート)と実際のプレイヤーの思考ルートが異なれば、私のように「自分は分かってるんだが、選択肢が出てこない! キィィィィィィ!!」という状況になってしまうわけだ。まぁそういう現象は実世界でも起こるわけで、同じような情報を与えられても、他人が自分と同じ思考にたどり着いているとは考えないのがよいというのは、前々から理解してる。

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