以前の記事で、D510MOは速度が出ないとか、LANポートが1000baseとして働いていないとか書きましたが、誤りでした。以前の記事も訂正しましたが、改めてこの投稿でも訂正します。
topコマンドを用いて検証した結果、sftpによる転送の際に、サーバー側のCPU使用率が40-50%(D510はデュアルコア)となっていました。これはsshを用いた転送がCPUにかなりの負担をかけていることを示しています。
また、sambaを用いて転送したとところ、転送速度が35MB/sまで達しました。これまではsambaによる共有でファイルサイズの大きいファイルを扱う機会が無かったため見落としていました。
しかしこれで分かったのは、D510を積んだサーバーにsshで通信をすると、速度の限定要因はCPUの能力になる場合が多いのではないか、ということです。OpenSSHが暗号化された通信内容をデコードする際にマルチスレッドで処理できるようになれば、D510でもsftpで大容量ファイルをやりとりするのが苦にならなくなるかもしれませんが、今のところはftpやsambaを用いた方が良いのかもしれません。
あとsshでの通信を行うならば、クライアント側で暗号化のアルゴリズムを選択できるものを見つけることも必要かもしれません。sshで用いることのできる暗号化アルゴリズムは複数あり、ファイルを送る側で選択できるようなのですが、まだその方法が不明です。Windowsでよく用いられる、WinSCPでは簡単に設定できるようなのですが…。これはまた時間のある時に調べたいと思います。
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