WEBサーバーとして使う分には問題ないが…

 D510MOはatomを詰んだマザーでありながら、Gigabit Ethernetを装備しているマザーボードということが購入を決めた理由の1つだったのですが、どうもUbuntu Server 10.04 LTSでは今のところGigabit Ethernetとして使えていないようです。メディアサーバーにしているので、これまで別のデスクトップに溜めてあった動画をLAN経由で転送しているのですが、転送速度が12MB/sを超えません

※6/10 訂正:CPUの能力による律速だったことが判明しました。topコマンドを用いて調べた結果、sftpによる転送の際に、cpu使用率が40~50となっていました。(D510はデュアルコア)また、sambaによる転送では転送速度は35MB/sまで達しました。暗号化された内容をデコードするのに負荷がかかり、速度がでなかったようです。12MB/s付近の速度しか出ないという状態であったため、勘違いしていました。すみません。

 読み書きしているHDDはどちらもオンボードのSATA接続、使っているLANケーブルはどれもCAT6なので、どう考えても制限要素となっているのはD510MOのLANポートのようです。ググってみるとどうやらドライバが良くないとか…。しかし全く使えないという症状は書かれていても、100baseでしか稼働しないという状況は報告されていません。これはドライバのアップデートを待つしか無いのでしょうかね。数百GBのデータを転送するとなると、12MB/sでは時間がかかりすぎるのですが…。

 そういえば新聞を読んでいたら、アメリカが高速ブロードバンドの普及に国として取り組む、とか書いてありました。日本でも光ファイバーの普及率を上げようとして、補助金がどうのこうのという議論をしているようです。高速回線というのはインターネットの発展には不可欠なので、おおいに結構な話だと思います。ただし回線の制限が無くなったからといって、転送するデータ量を抑える試みをしなくなるというのは、良くない傾向だと思いますが。
 私はサイト制作の際も、データ転送量というのを常に意識して作業するようにしています。現在では回線の高速化という流れもありますが、同時にモバイル機器によるワイヤレス通信の増加も顕著です。ワイヤレス通信ではどうしても転送速度が限られる上、モバイル機器だとメモリの制限もあったりするので、今でも十分な対策が必要です。

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