こういうゲームなら金も時間も惜しくない

 「魔法使いの夜」をプレイし終えた。番外編もすべて終えている(はず)。

 全体的な感想をノベルなら、素晴らしいの一言に尽きる。まず何よりも、話が面白い。魔法とはなんなのか、根源とはなんなのか。すんなり納得できる。それなりの長さがあるけど全然飽きないし、ところどころでレベルの高い笑いを仕込んでいる。そしてグラフィック。正直、アニメよりも質が高い。絵一枚一枚の出来もさることながら、それを巧く観せる演出も私が今まで経験した中では最高レベル。音楽、これも感激モノ。私は公式サイトのBGMで使われていたメインテーマを聴いて購入を決めたのである。結論として、このゲームを批判する人の神経を私は疑う。

 あと番外編についても書いておきたい。これ、結構クリアまでに苦労した。推理モノとなっているが、選択肢によっては早々にDEAD ENDなので、推理力だけでは1発攻略は難しい(と思う)。私は重要な布石(引っかかりみたいなもの)には気づいていたのだが、全貌を理解してクリアするには10回以上のロードを要した。まぁ犯人は最初から分かっていたようなものなのだが、ゲーム内の主人公がその思考に至るまでには幾つかの過程(選択肢)を経る必要があり、そこで躓いていたのである。といってもまぁそれほど鬼畜なルートの狭め方ではない。常識的にやっていけばちゃんとクリアできるはず。

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