本日はα550が届きました。Amazonで注文した付属品の類は明日届くと思われます。本体(標準レンズキット)を買った店で一緒に買ったのは,DT 30mm F2.8 Macro SAMで、セットで買ったため、その他に何やらSDカード(MS PRO-HGが届いてしまえばSDカードなんぞを使う気はさらさらありませんが)や液晶保護シート、さらにカメラのお手入れセットみたいなのが付いてきました。
私は基本的に他人のメカには不用意に触れないようにしている(自分にして欲しい通りに人にもする)ので、デジタル一眼レフというものを触るのも(店頭などで持ってみただけというのを除くと)初めてだったのですが、とりあえずカチャカチャ触って30枚ほど撮影した結果、十分に使いこなせるようになるだろうと結論づけられました。あくまで「なるだろう」なので、往年の一眼ユーザーに喧嘩を売る気は全くありません。
まぁそんな感じでカメラ自体は無事に届き動作チェックも行えたのですが、撮影したRAW画像(当然これで保存します)をMacBookのiPhoto’08に移そうとしたとき、問題が発生しました。iPhoto’08がRAWを読み込めないとエラーを吐いてきよったのです。先日の書き込みでα700で撮影されたRAWは普通に読み込めたと書きました、ですが調べてみるとα550には対応していないことが判明したのです!しかもAppleのサイトに行っていろいろ調べた結果分かったのは、
「AppleはiPhoto’09とAperture 3にはα550を含むRAW互換性アップデート3.2を提供しているのに、iPhoto’08は見捨てられてる!」
※6/3訂正:Aperture 3(トライアル版で可)をインストールしたのちに、互換性アップデート3.2を適応すると、iPhoto’08でも読み込めるようになることが判明しました。
という事実でした。まぁこの対応には非難の声をあげたいところでもありますが、Snow Leopardを使っているのにiLifeは’08なのは、Apple的にそもそも間違っているのかもしれません。
という訳で、α550で撮影したRAWファイルをiPhotoで管理するという計画はおじゃんです。ネットでいろいろ調べていたら、Adobeのコンバーター(無料らしい)を使って標準化されたRAW規格である(とAdobeが言っている)DNGという形式に変換して、iPhotoに読み込ませるという方法も考えられるらしいのですが、写真を撮ってくる度に憎きAdobeのソフトを使わなければいけないというのも癪です。そこで、それならばいっそのこと管理から編集までの全てをLinux上で行えるにしてしまおう、と考えました。
現像はUFRaw、編集はGIMPで行うと最初から決めてありましたので、探さないと行けないのは管理ソフトです。Ubuntu 10.04 LTSには標準でF-spotという画像管理ソフトがインストールされます。このF-spotはGNOME環境での代表的な写真管理ソフトで強力な管理機能を備えているとの評価もあるのですが、若干不安定なアプリケーションであることは事実です。おまけに今回試した結果、α550のRAWファイルのサムネイルを表示することができませんでした。これでは管理ソフトとして使えるとは言えません。
そこでさらにネットを巡回して探した結果、CGviewというソフトが良いとのレビューを見つけました。このソフト、現在ではGeeqieという名前でUbuntuソフトウェアセンターのリストに載っています。レビューによると、編集機能は備えていないが、RAW画像のプレビューを表示するのがめちゃんこ速いとか。編集機能が無いといっても、ビュワーのウィンドウからメニューか何かを選択して外部エディターで開ける機能さえついていれば問題ないので、早速そのGeepieをインストール。RAW画像を開いてみると、確かに速い。RAW画像を扱いなれている人ならおそらく驚くであろう速さです(試しにインストールしてみたAperture 3 on MacBook 2008 earlyとの比較で書いています)。さらにリモートにファイルを置いて作業することを考えつき、サーバーにRAWファイルを送り込んでそれをGeeqieで開いてみましたが、問題ないスピードで開けます。あ、ちなみに画像サイズは14Mで、RAWファイルのサイズも14MB前後です。はっきり言って、このソフトはかなり優秀です。
結果、α550で撮影したRAWは手動でフォルダ管理(ホームサーバー上に置く)し、Geeqieでプレビュー、UFRawで現像し、GIMPで編集する、という方針でやっていこうと思います。あとはバックアップが無いと心配なので、MacBookのピクチャフォルダにこれも手動で保存してTime Machineでバックアップさせますかね。
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