スコップをなくした。2年以上使ってた折りたたみ式のやつ。コンパクトで軽いのに丈夫で使いやすいという非常にいいやつだった。スコップの使い方としては少し間違っていたかもしれないが、私はこのスコップを朽木を崩す為に非常に役立てていた。一体何匹のゴキブリをこのスコップで朽木から取り出したことか。購入したときに4000円もしたが、十分その値段だけ働いた立派なスコップである。
しかしそのスコップを紛失してしまったので、今日は仕方なく研究室のスコップを借りた。折りたたみでもコンパクトでも軽量でもないが、スコップはスコップである。朽木を崩すのには小型のナイフでは不十分なのでスコップが必要なのだ。
それでそのスコップで朽木をガシガシ崩していたのだが、ちょっと使い辛いとはいえ、やはり生物系の研究室に置いてあるスコップというのは普通とは違う。なんと高機能なのだろう、力を入れた方向にゆっくりと金属が曲がっていくのだ。おまけに、樹皮を剥がすのに便利なようにスコップの先端が尖っておらず、下向きに軽くカールしているのだ。
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