とあるコンビニで導入されている公衆無線LANサービス、これに接続した端末でnmapとか実行したらどうなるか、という話。とりあえず簡単に他端末のMACアドレスを取得できる、”Fing”というiOS用のアプリを使った。このアプリは無料でありながら実に多機能で、同じ無線LANに接続しているマシンをスキャンしてリストアップ、MACアドレスからベンダー名まで表示し、さらにはその内容をメールで任意のアドレスに送信することができる。
で、早速結果をば。MACアドレス自体を公開することはできないので、NICのベンダー名から、この無線LANに接続している端末のメーカーをリストする。もっとも、MACアドレスというものはいくらでも偽装可能なので、今回取ったデータが信用できるかというと、それは各自が判断するところである。
(↑まで「公衆無線LANでMACアドレスを取得してみる | Mizukama Blog」の冒頭部をほぼそのまま使用)
n = 510 (スキャン率67%での結果)
1. Apple 238
2. SHARP 88
3. HTC 55
4. Sony 32
5. LG Electronics 19
6. Fujitsu 16
7. KYOCERA 14
8. NEC CASIO Mobile Communications 11
9. Pantech 9
10. Murata Manufactuaring 6
11. Motorola Mobility 5
12. Murata Manufacturing 4
13. Aruba Networks 2
14. USC INFORMATION SCIENCES INST
15. Asustek Computer 1
15. AzureWave Technologies 1
15. Buffalo 1
15. Intel 1
15. Kyocera 1
15. Nintendo 1
15. Nokia 1
15. Panasonic Mobile Communications 1
15. Samsung 1
15. Universal Global Scientific Industrial 1
今回もApple一人勝ち状態は変わらないが、それ以下の面子が随分異なる。前回2位で151端末中20を占めていたIntelが今回は1端末しか見つからなかった。代わりに2位となったSHARPは前回はリストに無かった。変動の理由は明白で、LOWSON_Wi-Fiのサービスが対応するのは、iOSとAndroidに限られるためである。また主にLOWSONの店舗内、あるいは周辺で使われることが予想されるため、リストに挙がる端末の多くはスマートフォンのはずである。前回MACアドレスを取得したのは大学内で使われている公衆無線LNAであったため、ノートブックコンピュータも多く利用されていたと思われる。
なお、n = 510という数値についてであるが、当然、一店舗での接続数ではあるまい。となるとどれくらいの範囲なのだろうと疑問が生じるが、スキャン率67%ということから考えて、本来のnが750程度と見積もると、
「売上高/店舗数 – ローソン」
より、2013年2月末のデータで店舗数は日本全国に11130であり、この全てにLOWSON_Wi-Fiの設備が備えられているとすると、接続端末数750は少なすぎるように思える。2216店舗の近畿圏という区切りならそれっぽい値に見えるし、県別くらいもありえる。もっとも、地域毎とかではなく、もっと高度な区切りでルーティングしているかもしれないので、その辺はよく分からない。
以上、今回も単に公衆無線LANでMACアドレスのリストを取得してベンダーごとの端末数を載せるだけ、という記事になったが、こういった調査は、きちんと大規模に行えば、各メーカー別のユーザー特性を判定するのに有効な可能性がある。単純に売上数を比べるだけでは分からない情報も引き出せるだろう。そういう情報の取得も目的として、各大手コンビニエンスストアや携帯キャリアは公衆無線LANを一生懸命設置しているのではないかと思う。
YAMAHAのファイアウォール、FWX120を買った。ファイアウォールといっても、FWX120は普通のルーター機能も備えているし、L2TP/IPsecを用いたVPNサーバーとしても機能する。こういった機能の多くはLinuxマシンでも実現可能であるが、専用マシンの方がメンテナンスも楽だし、消費電力の点から見ても有利だろうと考え、購入に至った。とりあえず、既存ネットワークへ導入し、自宅サーバーを外部公開するための静的IPマスカレードの設定などは済ませている。L2TP/IPsecなVPNも設定してiPod touchから接続できることを確認済みだ。これから肝心のファイアーウォールの設定や、VLAN機能を使ったネットワークの分割をしていきたいと思うが、なにぶん高機能なルーターの設定作業は初めてなので、一つ一つ調べながらじゃないとできない。FWX120の設定方法にはRTXシリーズのルーターとは違う点も多いらしいのだが、本家以外になかなか情報源も無いようなので、FWX120の設定を行いながら、気づいた点などは随時このBlogで記していきたい。ただ、今のところ私はGUI上で設定をしているので、画像を使わないこのBlogでは、記述に難がありそうな気もするが。
FWX120について現時点で持っている感想としては、1. 電源ケーブルが直付けで交換できないのは不便。2. LEDや筐体の外見は良い。3. USBやmicroSDにコンフィグなどを保存できるのは便利。といったところだろうか。
ここ一ヶ月分について、面白いやつをピックアップして紹介する。ちなみに、このBlogも内包する「分解者の悦楽」は、現在のところ月間訪問数が約2300、ページビューで約3400となっている。そしてその85%程度が検索結果からのアクセスである。なお、アクセス解析はGoogle Analyticsに一任している。
・「奥須磨公園 カブトムシ」 9件
”カブトムシ”、あるいは”クワガタ”のワードを含む検索が合計22件。その多くは地名とセット。夏になると増える検索キーワードである。私も旅行先でどんな昆虫が採れるのか、よく検索で調べようと思うのだが、採集場所保護のため、なかなか詳しい情報を書いてない場合が多い。私もあまり詳しくは書いてない‥…。とりあえず奥須磨公園について言えば、新池の西側がアクセスしやすくて、何度か見れてるポイント。
・「パンダコパンダ 怖い」 5件
対象ページは「恐怖アニメ「パンダコパンダ」 | Mizukama Blog」。パンダコパンダが怖いと思ってるのは私だけではないことが分かって安心である。
・「たくあん 白い カビ」 3件
似たようなキーワードで合計7件。対象ページは「たくわん | Mizukama Blog」。これも安定してアクセスがある。
前回、25年度春期分を解いたときは、答え合わせをしたあと放ったらかしてしまったが、今回からは採点後に分からなかった単語などを調べることで、学習をしている。
まずは21年度秋期の結果 (括弧内は中問の結果を表す)
ストラテジ系
22/35 (4/7)
マネジメント系
18/25
テクノロジ系
31/40 (2/5)
合計
71/100
前回 (25年度春期)と同じく正答数は71であった。テクノロジ系の問題でしょうもないミスを幾つもしたのが響いた。
次に21年度春期の結果 (括弧内は中問の結果を表す)
ストラテジ系
29/35 (4/4)
マネジメント系
24/25 (3/3)
テクノロジ系
34/40 (5/5)
合計
87/100
なんと過去問3つ目にして9割弱を達成。これが本番の試験なら、十分合格できそうである。もっとも、私のプライドからすれば、4択の問題なら正答率は95%以上であるべきで、それ以下なら、試験の出題範囲について十分理解しているとは評価し難い。22~24年度の過去問6回分を使い終わるまでに、9割越えを安定して出せる状態を目指したい。
しかしまぁ、順調に学習の効果が出ているようで、それは素直にうれしい。この正解率の上昇には、過去問を解いて分からなかったとこを調べる、という試験対策以外にも、最近読んでいる「なれる!SE」が大いに役立っているように思う。テクノロジ系というよりも、ストラトジ系やマネジメント系の問題に出てくるような単語が、「なれる!SE」の文中にも多数登場するからだ。例えば、
21年春の問3
「システム開発に関するRFP(Request For Proposal)の提示元及び提示先として、適切なものはどれか。」
などという問題は、「なれる!SE」3巻を読んでいれば間違うはずが無い。逆に、読んでいなければ、私には分からなかった問題である。「なれる!SE」は今のところ6巻まで読んでいるが、読みやすい上に知識も身につき、素晴らしい作品だと思う。
安い(購入時にAmazonで2700円くらい)が割とまともなBluetooth ワイヤレススピーカーである。用途は、大学の実験室で音楽やラジオ(Radiko)を流すこと。実験室は換気扇が常に回っているし、作業をしながら音楽を聴くだけなので、音質とかそれほど求めちゃいない。
Macbook (2008 early)とiPod touch (5th iOS 6.1.3)で使用してみたが、特に問題なく使える (共に内臓のBT使用)。当たり前だが……。電源が内蔵されており、電源ケーブルも一般的な眼鏡型(?)なので、替えがききそうで良い。以前使っていたELECOMのちゃちい有線スピーカーは、ACアダプタから出た電源ケーブルをスピーカーに差し込む部分がいかれてダメになった。スピーカーと再生機の間のケーブルに蹴躓いて無理な衝撃を加えたのがその原因だが。というわけで、電源内蔵+無線のスピーカーなら死角無し、と考えBluetooth経由での再生に対応したD80を購入したのである。
音質について書いておくと、実験室より多少静かな下宿で最初に聴いたときは、こもった音だなと思った。スピーカー小さいし、Bluetoothだし(AACとかapt-Xには非対応)、スピーカー側で調整できるわけでもないし、とまぁ音質的な利点はあまり無い。実験室で使い始めてからは、大音量時の荒っぽさが気になった。もちろん、再生側の音量は最大にしてあるのだが、どうもスピーカー側の音量をあげていくと、残念な感じになってくる。おそらくD80の設計者が想定している使用スタイルより、多少広い空間で、しかも環境音も多少大きいところで使用していることになるので、仕方ないと言えば仕方ない。値段の割には良い製品だと思う。あとは耐久性だが、これは使い続けないと分からない。
ちなみに、外観は値段以上にしっかりしていて安っぽいとは思わなかった。