最終話を観て_2014冬 その1

・「銀の匙 Silver Spoon」(2期)
 EDの御影が凄い可愛い!……とか思いつつも、この作品の素晴らしさはリアリティーのあるストーリー性が第一である。私はアニメの感想でよく「ハッピーエンドに無理がある」というようなことを書くが、この作品にはそれが無い。駒場は戻ってこないし、御影牧場の馬は売られるのである。ここぞというときに体調が悪くなることもあるし、家族と上手くいかないときもあるのである。さらに教訓的だったのは主人公と親の関係で、何かと言うと子供の独立心を全面に押し出すような仕立ての話が多い世の中で、親に対する感謝や服従を思い起こさせる方向性もあり、感銘を受けた。ライトノベルやアニメの多くが、中学生や高校生を主人公としながらも、親子という現実世界ではほぼ確実に存在する関係性から半ば目を背けるか、あるいは極端なものしか描けずに終わっているのに対し、この作品における八軒家の家族関係には違和感を感じないし、むしろ親近感を感じる。基本的にx1.2で視聴。

・「世界征服~謀略のズヴィズダー~」
 等倍で視聴。後半は他作品に若干押されていた感もあるが、私が観ている中で今期最高は揺るがないと思う。特に3話の秀逸性は他の追随を許さないものであり、私としては「こんな話がアニメとして制作できるのか!」と思ったほどである。過去には「じょしらく」がかなり自由にやらかしていたが、それに勝るとも劣らない。OP主題歌はCDで購入済。

・「ウィッチクラフトワークス」
 x1.2で視聴。私にとっては駄作。ストーリーに合理性が無く、基本的にはキャラクターとシチュエーションに焦点を当てている作品である。話題が沸騰するほどのモノではない。とはいえ、主題歌やグラフィックなどの出来は良く、決して最期まで観れないアニメというわけでもない。

・「ディーふらぐ!」
 x1.2で視聴。やはり全体を通して何も考えずに観るアニメだった。ED主題歌の歌い手などを考慮しても、ある意味、潔いというか何というか。

・「桜Trick」
 み、観てしまった……。しかも主題歌をデータで購入済。戸松さんと井口の声で毎度毎度、女の子同士が接吻するアニメにも関わらず、ちゃんと放送を追えて観れてしまったというのは、私としてはかなり驚愕である。x1.2で視聴。

これぞ正しくカツオのタタキなり

 先日、学会参加のため高知県に行ってきた。私はこれまで淡路島には渡ったことがあるが、四国に足を踏み入れたことは無かったはずで、おそらく初の四国上陸である。

 今回はあまり懐具合に余裕が無かったため、現地の食を堪能するという予定は無かったのであるが、学会の懇親会でカツオのタタキを食べることができた。それがまぁ美味いのなんの。20年も生きていればカツオのタタキという料理を食べる機会はそれなりにあったし、それこそ大学に入ってからの一人暮らしでも、何度かスーパーでパックに入ったものを買って食べていた。しかし、懇親会で食べたカツオのタタキを食べて、私は衝撃を受けた。

 「私が過去に食っていたのは、カツオのタタキではなかったのかも知れない!」

最近観た映画

・「劒岳 点の記」(2009)
 とても良かった。景色が綺麗なのだが、自然を侮ることもなければ誇張することも無い、という感じで演出に好感が持てた。ただ、松田龍平が演じる生田信のウザさが少し不自然に思えた。途中、クマを撃つシーンがあるのだが、これも良かった。終わり方も非常に良く、名作と言える。

・「スラムドッグ$ミリオネア」Slumdog Millionaire (2008)
 インドの映画ってほんとに最後踊るんだね、と思っていたら、舞台はインドであるものの、イギリス映画らしい。全体的に素晴らしい映画だと思ったが、特に音楽に私は感銘を受けた。この作品で面白いのは、様々な描写をさりげなくやっているところだ。例えば、レストランで働いている主人公の兄弟が、客からミネラルウォーターを注文されたときに、ミネラルウォーターのラベルが付いた空のペットボトルに水道水を入れているシーンがあるのだが、これが本当にさりげないのだ。普通なら、そこに注目させるため、水を入れている手元をアップにするとか、関連する台詞を挟むとかして、だれが見ても理解できるようにしそうなものだが、この映画だと私の感覚では、半数気が付けばいいかな、という程度にさりげないのだ。

1話を観て_2014冬 その5

 今更1話を観てみた、ぎりぎり今クールのアニメ達。

・「Wake Up, Girls!」
 つ、辛い……。これを面白いと思う人がいることは分かる。だが、私には耐えられそうに無いので、とりあえず続きを観るのは止めておく。OP曲は秀逸だと思う。やっぱりアイドルものは私に合わない。

・「ZX/IGNITION」
 なぜか面白いと思った。「なぜか」というのは、私が感じた面白さを説明するのが難しいから。

咲-saki- 全国編 BD 1巻、届く

 超電磁砲Sの8回払いローンが終わったかと思えば、また新たなローンを組んでしまった。まぁBDを購入すること自体はいいのだが、お願いだからFate/Zeroのように、最初からBD-BOXで出して欲しいと思う。パッケージにかかるコストや送料、購入者の手間を考えると、圧倒的にBD-BOXの方が良いからだ。

 とまぁそんな毎度の不満は置いておいて、初回特典の漫画について感想を書こうかと思う。小林立の描くスペシャルエピソードなるものは、単なるお風呂回(永水エピソードの方はお風呂+αくらい)であった。五十嵐あぐりの方は、日常系。木吉紗の「咲日和~全国の巻~」も普通。ただし、大和田秀樹の「立-Ritz-全国編」は相変わらずぶっ飛んでいて面白く、何回か読み返した。

 あとは、アニメ1話の台本が付属していたのが良かったと思う。