限界を突破せよ

ある種のカナリア♀は、♂の鳴き声のリズムが早いほど、交尾活性が高まるらしい。当然、実際に存在する♂カナリアの鳴き声のリズムには限界の早さがあるのだが、録音した音声を機械的に早く再生して♀に聴かせてやると、リアル♂の限界スピードを超えた早さで交尾活性は更に高まるらしい。

……という研究事例を生態学の教科書で読んだのであるが、これを知って私の頭に浮かんだのは、2次元世界に多数いる「現実にはほぼ在り得ないレベルの巨乳キャラ」である。私は女性の胸部が肥大化しててもあまり性的に興奮しないので、なぜ現実に存在しない程の胸囲を持ったバランスの悪い画が人気なのだろうかと不思議に思っていたが、カナリアの例を考えると少し納得した。かくいう私も、現実には存在しないレベルで大人びた幼女とかに興奮するので、人のことをとやかく言える立場ではないのだが。

よく考えて嘘を吐こう

テレビ観てると、嘘吐いて残念なことになる人っているじゃないですか。政治家や芸能人に限らないけど、重大なことで嘘をつくと大変なことになる、というのは大人なら誰でも理解しているはず。

嘘がバレた人を見て、「正直に言っときゃいいのに馬鹿だね〜」と笑うのもよいのだが、ここで考えたいのは、なぜこの人は嘘をついても大丈夫と思ったのか、という点である。

嘘と言っても色々あって、無知や勘違いによって間違った情報を流布してしまう場合や、酔った時のことなどで忘れてしまっている場合もあるが、通常の精神状態なら間違えたり忘れたりするはずの無いこと、例えば誰々と不倫をしたとか、大きなお金の動きがあったとか、で間違ったことを言った場合、明確な嘘となる。

ニュースで取り上げられるような案件の場合、それが真実なのかどうかということに対する人々の関心は非常に高いので、当事者が認めようが否定しようが、裏をとって確かめるための努力が払われるというのは、当事者が予期していないはずはない。

な・の・に、重要な案件でも明確な嘘を吐く人は後を絶たない。それも、人生経験が豊富で、世間一般より賢いとされる人々でもそうなのである。

さて、嘘を吐くことが倫理的にどうかという問題はさておき、嘘を吐くことによる利益の期待値がプラスである場合、嘘を吐くことは得策であると言える。

ここで私が思うのは、重大な案件でも平気で嘘を吐く人というのは、過去に嘘をついて大丈夫だったケースを幾つも見てきたが故に、あるいは嘘がバレても大したことにならなかった事案を経験しているが故に、嘘を吐くのではないか、ということである。

そうだとすると、人が嘘を吐かないようにするためには、嘘を徹底して暴くための努力と、嘘を吐いたことがバレた人に対する制裁を増やすことの、少なくともどちらかをする必要がある。

1話を観て_2016冬アニメ その3

・「無彩限のファントム・ワールド」
よく出来ている。舞先輩は、私の中のカテゴリだと「自信に溢れた巨乳」に該当し、とても良い (参照:「巨乳」は一発変換されるのに「貧乳」は変換されない | Mizukama Blog)。

・「闇芝居 三期」
あまり怖いと思わないのは、話の流れに合理性がないからだと思う。

・「Dimension W」
x1.7の速度で観ているせいかもしれないが、「不正コイル」という単語を認識するまでに1話まるまるを要した。アニメとしてよく出来ていると思う。

まだ売っていた

先日、私が愛用していたショルダーバッグが壊れた。底が完全に破けてしまったのである。このショルダーバッグは、私が高校生の時に自分の小遣いで買った最初のバッグで、10年近くに渡ってほぼ毎日使用していた。購入価格は5000円くらいだったと思う。神戸のセンター街にあるカバン屋で購入したときのことは、今でもうっすら覚えている。

買った当時はバッグのメーカーなどあまり気にしていなかったが、破けてしまったショルダーバッグを見ると、「帆布工房」と書かれたタグがついていた。調べてみると、なんと約10年前に私が購入したのと同じ (と思われる)モデルがまだカタログに並んでいるではないか。

帆布工房-CROSS OVER-【3X73-01|ショルダー】

このバッグは蓋が付いていないので、物の出し入れが非常に楽である。買い物時には、1.5Lのペットボトルや1Lの紙パックが3本入り、便利であった。値段、使ってきた年月、そして私の使用方法を考慮しても、価値のある一品だったと思う。

今はこの壊れてしまったショルダーバッグの代りに、少し前に祖母の遺品整理で手に入れた革のショルダーバッグを使っているので、壊れたものと同じモデルを買い直すということはしないが、今使っている方が壊れた時には、慣れ親しんだこのバッグをもう一度手に入れたくなるかも知れない。

カブの話2

スーパーカブ70・デラックスに乗り始めて2ヶ月くらいの時に書いた、「カブの話 | Mizukama Blog」から1年以上経つので、最近のことを書きたいと思う。

先の記事では、「私はザックを背負って走ることがあるため、リアキャリアにボックスを載せるということはせず、純正のキャリアにゴム紐でくくって固定している。」と書いていたが、ボックスは雨で塗らしたくないものを運んだり、細々したものを常に載せておくのに便利なので、最近はアイリスオーヤマの「密閉RVBOX 460」をリアキャリアに固定している。このボックスはバイクの荷台に固定することを念頭において作られており、底面に4つあるベルト穴を使って結束バンドなどで簡単に固定できる。私の場合は盗まれて困るものを常時入れておくということはないので、簡易的な固定で問題ない。しかし先の記事で書いていたように、このボックスを純正キャリアに固定すると、バックパックを背負ったときに乗りにくくなる。そこで純正のリアキャリアに替えて、今はリアロングキャリアにしている。リアロングキャリアだとボックスをリア側に寄せて固定すれば、大きめのザックを背負っても通常の姿勢を保って乗ることができる。リアロングキャリアと密閉RVBOX 460は合わせて5000円程度で購入したが、これは便利である。ただし注意点として、私が購入したリアロングキャリアの場合、純正キャリアよりも若干幅が狭いので、純正キャリアでぴったりハマる密閉RVBOX 460が、少しガタつく。と言っても問題となるレベルではなく、実用上困らない。
(注:私は”ロングリアキャリア”の方が名称として適当だと思うが、商品名に準じた)

先日、そのリアロングキャリアを留めていたボルトとナットが外れた。気づいたら片方なくなっていたのである。どこで落としたか検討もつかないので、購入するしかない。残っていたもう片方を外してホームセンターのネジチェッカーで確認したところ、M8のピッチ1.25(並目)で、ボルトの長さは15mmであった。ただのナットだと見た目が悪いので、元々付いていたのと同じ袋ナットも購入。残っていた方も錆気味だったので、交換した。これでまたリアキャリアをがっちりと固定できた。私は普通の人に比べて未舗装路を走っている割合が高いので、リアキャリアを固定していたボルトが緩みやすかったのだと思われる。

リアキャリアを長い物に替えた以外に、カブの積載能力を上げるため、フロントバスケットとベトキャリを装着している。フロントバスケットは、比較的小型のワイヤーバスケットにしたが、この製品についていた荷物を上から押さえるためのスプリングが、1ヶ月と経たないうちに外れてどこかへ飛んで行ってしまったので、代わりにゴムのバスケットネットを付けている。これが無いと、かごに入れたものは容易く空気抵抗で飛ばされてしまい、危険である。このバスケットネットは1年以上使えている。フロントバスケットは、ヘルメットを入れておくのにも便利である。ベトキャリ (ベトナムキャリア)の方は、格好良さに惹かれて購入したものの、実はそれほど使用頻度が高くない。というか、これまで5回くらいしか使っていない。寝袋やレインウェアを入れた袋を固定するのに使えるのだが、それらを運ぶことが少ない上に、リアボックスにも普通に入るので、よほど荷物が多いか2人乗りするとき以外は不要なのである。

1年ほど前、乗り始めてから半年程経った時であるが、ドライブスプロケットを歯数が1つ多いものに交換してもらった。チェーンで動力を伝えるバイクの場合、前後のスプロケットで歯数の組み合わせを変えることにより、二次減速比を調整することができる。カブは元々、重い荷物を積んだときを想定して低速域での加速を重視した減速比になっている。そのため、3段変速で一番高いギアにしても、50km/h以上のスピードを出そうとすると、エンジンの回転数が音の煩さが気になる程まで上がってしまい、燃費も悪くなる。私の乗り方では、加速力を多少犠牲にしても、50km以上での巡航を低いエンジン回転数で行える方が有益だと判断したのである。これは結果的に成功し、大分乗りやすくなった。ドライブスプロケット自体は1000円以下で購入できるパーツなので、バイク屋さんに任せても、2000円程しかかからなかったように記憶している。