2と4では全然違う

ESCがKabini搭載のマザーボードを発表したらしい(参照:「ECS、初のAMD Kabini搭載Mini-ITXマザー「KBN-I/5200」 – PC Watch」)。

 そろそろ自宅サーバーで使っているAtom D510を引退させようと思っていた私には、AMDの新しいKabiniはなかなか魅力的である。TDPはA6-5200で25Wと、Atomよりは高くなるが、それに見合う性能アップが期待できる。Linux Serverで使う分には今のところ恩恵は少なそうだが、APUだとOpenCLなんかで将来的には遊べそうな気もする。

 が、KBN-I/5200の搭載するSATAポートは2つである。これはサーバー用として使うには少ない。もっとも、今使っているD510MOもSATAポートは2つしかないのであるが、これではシステムインストール用のストレージ + バックアップ用ストレージという最低限の構成にしかできないのだ。デスクトップ用として使うのであれば、USB 3.0ポートに外付けのストレージをつないで拡張することもできるので、2つのSATAポートを光学ドライブ + システムインストール用ストレージという構成で十分足りてることになるのだが。

 そこで今後、他のベンダーからKabini搭載のマザーボードを発売は予定されていないのか、と調べてみたところ、

 「Mini-ITX motherboards with AMD Kabini SoC | Hardware.Info United States」(2013/6/9 英語)

の記事で、ECSに加え、ASUS、Sapphire、ASRockがComputexで展示していたらしいマザーボードの写真が掲載されていた。これを読むと、ASUSはXS-AなるA4-5000搭載のマザーを予定しているらしいが、これはメモリがSO-DIMMで電源もACアダプタという点で私としては難あり、SATAポートも2つっぽい。Sapphireが予定しているIPC-FT3GSはA6-5200搭載でSATAポートを4つ搭載、良さそう。ASRockのKA5200-ITXもA6-5200搭載でSATAポートを4つ搭載、良さそう。ただしKA5200-ITXの方は(サーバー用途ではあまり意味のない)オーディオ機能や余分の映像出力ポート、それに余分のUSB 3.0ポートなども搭載しているので、値段が高くなりそうな感じがする。

 まぁ最終的には、購入するタイミングで流通しているか、など、単純にスペックや予定価格だけで買うものは決められないものなので(というか日本での発売自体確定ではない)、どれを買うかは分からないが、とりあえずSATAポートを4つ搭載する予定らしいSapphireとASRockのKabini搭載マザーの流通に期待したい。

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