ベンチマークの話

 コンピュータパーツが好きなので、ベンチマークの結果というのはよく見るのだが、最近考えていることを一つ。

 「メモリの速度は比較対称と揃えるべきか?」

 最近出たAMDのTrinityやらVisheraは、一部を除いてメモリーコントローラがDDR-1866に対応している。しかしIntelのCPUはDDR3-1600まで対応のモデルが多い。この場合、ベンチマークで比較する際は使用するメモリのクロックを揃えるべきなのだろうか。それとも、それぞれ対応しているもっとも速いメモリを付けて比較すべきなのだろうか。Vishera登場時の各レビューサイトの対応を見てみよう。

ASCII.jp:DDR3-1600で揃える
VisheraことAMD「FX-8350」は低予算自作に革命を起こすか?|最新パーツ性能チェック

マイナビニュース:DDR3-1600で揃える
Visheraこと「AMD FX-8350」を試す – 前編/パフォーマンス徹底検証編

4gamer.net:DDR3-1866のメモリをIntelのみDDR3-1600相当に設定して使用
AMDの新世代8コアCPU「FX-8350」レビュー。Piledriverベースの「Vishera」は競合と戦えるようになったか

PC Watch:DDR3-1866で揃える(Intel環境ではDDR3-1866としては動作していないはず)
AMD FX-8350ベンチマークレビュー

という感じであった。日本語サイトを4つしか取り上げていないが、対応にバラツキがあるのは分かると思う。メモリの速度というのは、当然処理速度にも一定の影響を与えるはずなので、その辺よく確認してベンチ結果を見なくてはならない。

 個人的にはAMD好きということもあり、対応している上限のメモリを使ってベンチをとるのが性能比較として妥当かと思うが、今のところDDR3-1866がDDR3-1600に比べて値段が高く、流通している種類や量が少ないというのも事実。それを考えるとDDR3-1866を載せる人は少なそうだし、DDR3-1600でレビューを書くのも意味があるのではないかと思う。

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