新機種が発表される中、いい感じに型落ちとなっていたCyber-shotを買った。DSC-WX10である。既にSonyの製品情報でも生産完了という扱いになっているが、有効画素数1620万、レンズは開放F2.4のGレンズ、光学7倍ズーム、動画はAVCHDでFull HDの60iまで可、という少なくともスペック上はこれまで使っていたW110(有効画素数720万、開放F2.8、光学4倍ズーム、動画最大640×480)に比べ、圧倒的に高いモデルである。ちなみに購入価格は約13000円、購入先はいつものデジカメオンラインである。まだAmazonから保護フィルムが届いていないので外には持ち出していないが、室内を撮影してみた限りでは、まぁそれなりの画質である。動画はカメラを固定していればけっこう質のいい映像が撮れそうだ。あと私はスイングパノラマの機能に感心した。カメラの動かし方にこつがいるが、上下の動きをなるべく押さえてカメラをスイングしてやれば、割と手軽に迫力のあるパノラマ写真が撮れる。
それと静止画の撮影モードだが、このWX10にはW110にはない、「マニュアル露出撮影」というモードが搭載されている。F値とISO、それにシャッタースピードを手動で設定して撮影できる。ISOくらいしか設定できなかったW110と比べると一眼みたいで高機能だと思ったが、実際使ってみると操作感はあまり上等ではなく、面倒くさい。出先でちょっとした日常を手軽に切り取る(なにカッコつけてんだ)ツールとしてのコンパクトデジカメではあんま使わないかな、というのが正直な感想である。多分、「プログラムオート撮影」だけ使えば大抵の用途で事足りるだろう。なんだったら「シーンセレクション」や「おまかせオート撮影」でも構わない。通ぶってる人間に限ってマニュアル命みたいなことを言うが(私にもその気がある)、今は進化のスピードで言えばオートマチックの方が速いのである。マニュアル設定にこだわって貴重な瞬間を逃すよりは、オートで撮って後から編集に時間をかける方がよっぽどいい。とまぁそう思っている。
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