twitterにおける個体間ネットワークの解析

 あまり良い趣味ではないのだが、私は名簿というものを入手すると、メールアドレス等からその人のSNSアカウントを探し出そうとしてしまう。メールのアドレスがそのままアカウントで使われていたりすると見つけるのは容易なのだが、多少なりとも警戒している人なら他人に教えるメールアドレスでアカウント名に繫がるような文字列を使ったりはしないだろう(私自身はかなりオープンなので、ちょっとした知り合いでも自分の書いている絵を見せたりするし、ハンドルネームについても特に隠したりはしないが…)。しかし直接には分からなくても、SNSの最大の特徴であるネットワーク性を利用すれば、小規模な現実世界の集団におけるSNSの利用者を洗い出すことが可能である場合がある。例えば、サークルなり研究室なりクラスなりの集団において、2人のアカウントを知っているとする。そしたら集団内で他の利用者のアカウントを見つけるために必要なことは、その2つのアカウントからリンクされているアカウントの照合である。リンクというのはTwitterならフォローとか言う奴である。フォローしている、フォローされているユーザーのリストはTwitterのアカウントを持っておらずとも閲覧することが可能なのであるから、その一覧をチェックし、例えば2人がある同一のアカウントをフォローしているとすれば、それは同じ集団内の人物である可能性が高いと言えるだろう。もっとも、ただ単に有名人のアカウントなのかも知れないが…。この程度の解析するにはHTMLの知識と文字列置換と表計算ソフトを使う程度の技術があればいい。(追記:後から見つけたがhttp://twtrfrnd.com/のサービスで簡単に調べられる)こういう七面倒くさいことをやって知り合いのアカウントを見つけ出したりすると非常にテンションが上がる。そんなことせずに普通に「Twitterやってる?アカウント教えてよ」って言えばいいじゃないかと多くの人は考えるかもしれないが、私がつぶやく気はないのである。ただブラウザ上で他人のをチェックするだけ、フォローしていることも知られたくはないのである。

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