昨晩は北海道で採ってきた虫の同定作業をしておりました。ユーロビート聴きながら…。
今回は主に北海道の道東を旅してきましたが、8月末は既に秋めいた感じになっていて、とても夏という感じはしませんでした。そんな訳で、演習林構内で採れた甲虫は殆どがオサムシ科であり、シデムシを合わせても、保育社の「日本原色甲虫図鑑」のⅡ巻しか用いないという結果に終わりました。採集せずに観ただけなら、アカアシクワガタの♀が外灯に飛来しているのも見つけましたが…。ちなみにクワガタムシ科もⅡ巻収録です。なお、当たり前ですが、大学の演習林内での動植物の採集には許可が必要です。私はちゃんと利用申請しておりましたので、問題ありません。
それにしても採れた昆虫たちは…
「どいつもこいつも普通種だ!」
まだ同定できていないゴミムシが4種類ほどいますが、今のところ北海道特産の種すらいません…。
昆虫美術的な視点で言うと、3匹採取していたエゾカタビロオサムシが非常に美しいオサムシだと思いました。品のある色で、がっしりした体型が美しいと思います。標本状態の絵を描いたことはまだ無いのですが、この種でやってみるかもしれません。ちなみにこいつ、名前にエゾと付いていますが、図鑑によれば本州にもいるらしいです。
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