こういうマザーが欲しい

 CPUオンボードのマザーボードって楽だよね、と最近思う。自作派=拡張性重視、というのは間違いではないと思うのだが、どこを拡張したいかは人によって異なる。正直、CPUというのはそう簡単にはぶっ壊れない。最近のCPUは熱暴走とかする前に自動的にクロック落としたりするらしいし。だから、CPUを交換したいという欲求はそうすぐに生じるものじゃない。…少なくとも一般の人にとっては。それに、「処理速度遅いな~。もっと早いCPUがいいなぁ~」と思い出すころには、店で売っているCPUは新シリーズになっていてソケットも変わっていることだろうから、結局マザーボードごと買い換えることになる。となれば、CPUオンボードのマザーというのも邪道ではないのである。コンピュータを組むときに一番難しい、CPUにCPUクーラーを載せるという作業が必要ないのであれば、初心者にも敷居が低くなるというものだ。んで、最近はAtomとかE-350とかのCPU搭載マザーボードが色々売られている。メインはMini-ITXサイズのマザーだが、Micro-ATXのものもある。コストパフォーマンスが良好だと、サブマシンやファイルサーバーにするコンピュータを組むのに人気らしい。私も1年以上前にD510MOを買っている。それでね、CPUオンボードのマザーは楽だなぁって考えてると、他にもオンボードにしたらいいんじゃないかと思うものがある。メモリとストレージだ。最近はメモリが安くなっているから8GBだ16GBだってやっているけど、正直4GBあれば普通は困らない。メモリも個人の使用用途じゃ簡単にはいかれたりしないから、オンボードにするといい。というより、挿したり外したりする作業の方がよっぽど危険だ。極小型のノート型コンピュータではオンボードのメモリも珍しくは無いが、それはメモリスロットルに場所を取れないから。つまり、挿したり外したりできるようにするということは、余計な面積をマザーボード上に取ってしまっているのだ。よってメモリをオンボードにしてしまえば、マザーボードをより広く使えるだろう。そしてストレージ、こっちは壊れやすいじゃないかと思うだろうが、性能が上がってきたSSDをシステムファイル用に、読み込みメインのパーティションとして使えば、少ない容量でも困らない。SATA3の600MB/sという速度制限に影響されることもなく、SSDの本領を発揮できることだろう。ちなみにMacBook AirはメモリもSSDがオンボードということで有名だが、要するにこれの中身だけが欲しいのである。そうだな、3万円。3万円で、E-350程度の処理能力を持ったCPU、4GBのRAM、64GBのSSDをオンボードで搭載。んでSATAポートを4本か6本。あとはカードスロットルをPCIe x4*1 + x1*2 + PCI*1ぐらい搭載してもらえば、私は買う。別々に買った方が少し安いくらいの値段だったとしても、オンボード化することによる省電力性は期待できる。

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