これが上位規格と言うものか

 金が入ったので、容量が足りなくなりそうなTORNEの録画に使うHDDをドスパラ通販で調達した。2TBの”Seagate Barracuda Green ST2000DL003″を2枚である。あとついでに2年間使ったMacBookの内臓HDDも交換しておくかと思い、500GBの”HITACHI Travelstar 0S02598 BOX (500GB 5400rpm)”も購入した。普段ならSeagate製のHDDしか買わない私だが、今回はSeagate製品で500GBの2.5インチSATAで回転数が5400rpmというのが無く、あるのはHITACHI製だけであったゆえこれを購入した。さらにオマケで、MacBookから取り出した古いHDDを有効活用するための外付けHDDケースも購入、”シンプルBOX2.5 USB3.0/SILVER(CSS25U3SV)”という製品を選んだ。

 2TBのHDDを2枚買ったのは、RAIDを組むためではなく、今PS3とつないでいるHDD(2TB)が電源を入れる度に悲痛な叫びを上げており、いつ壊れてもおかしくない状況であるため。Linux上でddコマンドによるコピーを行い、TORNEが元のHDDと同じように認識してくれるかどうか実験である。それでもしダメなら正式な手順を踏んでPS3上でファイルを移動させるしかないが、外付けのHDDを繋げるインターフェイスがUSB 2.0しかないPS3上でファイルを移動させるよりも、SATAで繋いだHDD間でddコピーをやる方がずっと速いに決まっている。しかし実際にddコマンドを打ってみるが、なかなかコピーが終わらない。いくら古いHDDとは言え、2TBの時代である、SATAで繋いでいるのだから60MB/sくらいは出て当然だし、100MB/sくらいを期待してもいい。ところがどっこい、10時間立ってもコピーが終わっていない。おかしいなと思って調べると16MB/sほどしか速度が出ていない。コピー先のHDDは新品だし、HDDを繋いでいるケーブルやマザーボードは今の今までピンピンしていたやつである。ということは、たった1年半しか使っていないというのに、PS3で繋いで使っているうちにHDDが老朽化してどっか不具合が出ているのだろうか…。

 というわけで、恐らく35時間かかると思われるddコピーを只今実施中。そしてその間に、我が家で初のUSB 3.0対応デバイスとなる、2.5インチ外付けHDDケースを検証することにした。まだMacBookのHDDは入れ替えていないので、買ったばかりの”HITACHI Travelstar 0S02598 BOX (500GB 5400rpm)”をケースにインストール。”ASRock 990FX Extreme4″のリアUSB 3.0ポート(Etron EJ168A)と付属のUSB 3.0ポートで繋いでHDDをEXT4でフォーマット、ファイルの移動における転送速度の検証を行った。結果、4GBの巨大ファイルを外付けに書き込む転送において、98MB/sほどの速度を確認。HDDを7200rpmのものに替えれば、100MB/sを余裕で越す速度が期待できそうだ。というわけで、当たり前のことだが、USB 3.0は速い。ケーブル長の制限は2.0より厳しくなったが、この速度は実用的に十分である。

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