VITA叩きが激しいらしいけど、私は評価する

 もう一週間近く前の話ですが、Mizukama OSS Laboの方に「LinuxでHandBrakeを使い動画をPS VITA用に変換する」という記事を書いております。Linux上でPS VITA用の動画変換を行うという内容です。とはいえ、Linux上で動画を作ってもPSPみたいにUSBで繋げばメモリーカードをマウントできるというわけじゃないので、動画をPS VITAに転送するためにはWindowsマシンかPS3を介さないといけなくて手間なんですが。まぁ我が家最速のマシンにはLinuxしか入っていないので、その手間のかかる作業を実際にやっております。

 上記の記事で書いてない部分の補足ですが、より高圧縮を使用として参照フレーム数を上げたりすれば、確かに出来た動画のファイルサイズは小さくなります。ただし、変換にかかる時間の増大分を考えると効率が悪くなって行くので、適当なところを見計らうのがよいでしょう。1280*720pxの動画から変換して、「あれ?そんなに容量減らないね」となるのは、フレーム辺りの解像度が小さくなることで、圧縮効率が下がるからだと思われます。解像度の減少と同じ割合でファイルサイズも減少するというわけにはいきません。

私、酔っちゃったかも……

 久しぶりに嘔吐感というものを覚えた。最近は乗物酔いというのもあまりしないし、私は酒も飲まないので、基本的に吐き気を催すということが少ないのだが。しかし今回はあまりの気持ち悪さに、嘔吐に至るのではないかと思った程だった。仕方ないので変な時間ではあるが午後の20時ごろから日付が変わる頃まで寝てしまった。まぁ結果起きたら気分がすっきりしていて食欲もあったので良かったのだが、はて?一体何が悪かったのだろうか。直前に食ったのは88円/500gのスパゲッティーを200gほどゆでたものに88円/1袋のレトルトカレーをかけたもので、お世辞にもよい食事とは言えないが、食あたりの疑いというのは考えにくい(レトルトカレーも今週買ったばかりである)。うーむ……。となるとやはりアレでしょうか。えぇ、アレでしょうね。そうだ、アレに違いあるまい。そう、アレだアレ、

 PS3でサルゲッチュ(初代)を3時間ほどぶっ通しでやっていた

 いやー、GT5を3時間やった位じゃ酔わないんだけどね、てかあれはレースごとに間隔あるし、でもサルゲッチュとか視点がぐるぐるするんだよ。ほら、3Dの技術がまだ古いころじゃん?視点移動とかに制約があって、最近の3Dゲームじゃあり得ないような変な動きするんだよね。これぶっ通しでやってたら酔うわ、少なくとも私は酔った。ということで、ゲームは1日1時間、という高橋名人の名言はやっぱり偉大だなぁと思った次第である。

 んで、まぁ3時間やっただけあって、サルゲッチュの方はかなり後半の方まで進んだ。ポリゴンの粗さ半端ないし、レンダリングの限界距離が短いし、と最近のゲームと比べればグラフィックの出来は言うまでもないが、それでも楽しめるのがサルゲッチュの凄いところだと思う。これが普通に発売されてた頃、大型量販店の体験コーナーに並んでプレイしてたのを思い出す。あの頃はテレビゲームなんて買ってもらえなかったけど、今じゃソフト中古なら自体480円くらいで買えるしな。

2012年冬アニメで観そうなやつ

◯「Another」
 公式サイトがマジで動作重いんですけど?しかし、TVCMやサイトの説明を観る限り、この作品の期待度は高い。あと野中藍さんも御出演とのこと。

△「ブラック★ロックシューター」
 ビジュアル的に好きじゃないというか、ウハウハ出来ないのは明白そうな雰囲気なんだけど、阿澄さん御出演とのことで。

◎「探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕」
 待ってたよ〜。ぶっ飛んだ内容に期待。主題歌にも期待。

△「ハイスクールD×D」
 公式サイトのあらすじを読んで、あまりのラベノらしさに頭がくらくらとしたが、伊藤静さん御出演じゃありませんか。あとはまぁ、こういう馬鹿っぽいのが意外と面白かったりするんだ、多分。

◎「偽物語」
 どうやらこの作品から神前さんの作曲活動が復活とのことで、大いに期待しております。ところで私、ネット配信だった化物語の最後の方、ちゃんと観たのか記憶が曖昧なんですが……まぁいいか。

◎「夏目友人帳 肆」
 1期、3期と観ているので、4期も観ますよ。このシリーズの主題歌はこれまでも良かったので、そこにも期待。

◯「ゼロの使い魔F」
 マジで?やるの?知らなかったぜ。とりあえず、ちゃんと最後まで観てない2期から観るか。

◯「キルミーベイベー」
 これ、TVで漫画の宣伝してたときから気になってたんだよね。読んでないけど。

△「ゴクジョッ。」
 原作漫画の1話を試し読みしてみましたが、アリかナシかで言うと、アリです。ただしアニメの出来は分からない。

△「モーレツ宇宙海賊」
 ぶっとんでいそうな感じがひしひしとする。しかも全26話とのこと。実際に観るまでは分からないが、期待は出来る。

◯「戦姫絶唱シンフォギア」
 音楽を中心に据えた作品とのことですが、背景美術を観る限りグラフィックにも相当な期待が持てる。おっとこいつは水樹奈々さん主演のアニメですか。

◎「アマガミSS+ plus」
 ひゃっほーい!1期は観るのに1年以上かけたけど、今回はちゃんと追えるんじゃないでしょうか。ふむふむ、ヒロインの放送順序が1期と違うのか。主題歌にも期待したいんだけど、OP, ED共にazusaさんらしいな。私としてはEDを1期と同じくヒロインの担当声優が歌った方が嬉しいなとは思うけど。

△「輪廻のラグランジェ」
 未知数だが、公式サイトは好感触。

◯「男子高校生の日常」
 これは面白いんじゃないだろうか。そんな予感がする。

◎「パパのいうことを聞きなさい!」
 来期スタートの大本命……だと思う。原作ノベルも読みたいなぁと前から思ってはいたが、まだ手は出していない。

△「アクエリオンEVOL」
 実を言うと無印アクエリオンをちゃんと最後まで観てないんだが、多分これも最初は観る予定。

◯「エリアの騎士」
 深夜じゃないよ。伊藤静さん御出演とのことで。

◯「あの夏で待ってる」
 J.C.STAFF製作であることと、阿澄さん御出演とのことで。最近かどうか分からないけど、J.C.STAFFのアニメはこういう感じの作品が増えてきた気がする。

最終話を観て_2011秋 その1

・「真剣で私に恋しなさい」
 案外よかった。「1話を観て_2011秋 その5」では「無駄エロが無い」と書いたが、全体を通してみても実に全くその通りで、エロが無駄ではない作品の仕上がりであったと思う。そして京とまゆっちが真剣で面白い。あとは生物系の話題が出て来たのも楽しめた。と言ってもまぁ基本的にヤドカリ関係のネタばかりだけど。主題歌に関して言えば、何度も聴いているうちに結構いいなと思った。OPもEDも作品の雰囲気にも適合しているし味がある。

 次に放送が最終回を迎えるのは「ベン・トー」と「Fate/zero」かな。「Fate/zero」の方は2回に分けて放送する腹か?

「巨乳」は一発変換されるのに「貧乳」は変換されない

 早速ユーザー辞書に「普通名詞」で登録しておいたぜ!

 んで、何を書こうとしてコンピュータに「貧乳」などと入力しようとしたのか、という話であるのだが、それを今からじっくりしたいと思う。二次元世界に限らず、女性の胸が大きい方が好みなのか、それとも小さい方がいいのか、いやいや大きさではなく形が大事なのだ、おいおいそうじゃねぇ重要なのは感……(略)、とまぁそういった類いの議論は後を絶たないわけで、男ならそれぞれ主義主張を持っていることと思う。私も以前は「胸なんか邪魔だ」と公言していたし、好きだ好きだと言っているキャラクターも大方が胸の小さく描かれた方々であった。だから自分は貧乳派なのだと思っていた。しかし最近、貧乳キャラにも2種類あってそのうち1種類は自分の中で巨乳にも劣る存在であるのではないか、という思考に至った。その2種類の分類というのはずばり、「自分の体型を気にしているか否か」ということである。

 ここで話を分かりやすくするために現在一般に観られる作品中のキャラ展開についてまず説明したい。アニメだと分かりにくいものもあるが、恋愛アドベンチャーゲームの世界だとヒロインは3~5人、あるいはもっといるのが普通である。そういう場合、制作者はその複数いるキャラ中でvariationを持たせることによりpreferenceの異なる幅広いユーザーをターゲットとできるよう、behaviorの異なるキャラを配置するのが常である。具体的に言えば、体型や性格それに髪型、その他属性(妹、メイド、メガネ、など)の異なるキャラクターを用意するということである。勿論、世の中にはヒロイン全員が巨乳メガネ女教師などというnicheな製品もあるわけだが、人気の高いフル価格(定価8000円以上?)のゲームなら大抵は前述のようなvariationでキャラ展開をしていると考えていいだろう。さてさて、そうやってキャラの持つ属性に種類を揃えれば、巨乳派も貧乳派も妹フェチもメイド萌もユーザーにとりこめるぜ万歳万歳!となるはずなのであるが、しかしてここで別の問題が生じることも忘れてはいけない。それは何か、そう!攻略対象のヒロインは複数用意できるが、主人公は1人である(例外もある)ということだ。さてさて困った、人が人を好きになる理由は外見だけではないし、恋仲となるには2人を結びつける共通の体験が一番重要ではあるが、かといってmorphologyも完全に無視するというわけにはいかないわけだ。よって、個別ルートに入る前に主人公が巨乳好きを窺わせる発言をしちゃってたりすると、貧乳キャラのルートを選択すると色々と問題が生じてくることになりはしまいか。恋愛アドベンチャーゲームだと主人公は複数のヒロイン候補と親密になっているパターンが多いし、矢印も全部主人公向きになってたりするから、選ばれたヒロインからすれば主人公を勝ち取らなくてはいけないという意識がある。だから自分のmorphologyは主人公の好みに適合しているのか、他のヒロインに比べて劣ってはいないのか、どうにも気になる、というのは現実世界でもおそらく一般的な思考パターンだろう。その結果、シナリオライターはこういう台詞をひんぬーなキャラクターに言わせることになる。

「でも私、◯○みたいに胸大きく無いし……」
「だって、××って胸の大きい子が好きなんでしょ?」

 出た!これが「胸が無いことを気にする貧乳キャラの図」である。まぁこれに対して主人公は、「いや、△△の可愛らしい胸も俺は好きだよ」だとか「俺が揉んで大きくしてやるぜ」だとか、適当なことをぬかしてヒロインを丸め込み、手にかけるのであるが……あぁくそっ!死ねっ!死ねっ!恋アドの主人公!てめぇ序盤で巨乳が好きだって言ってたろ!だから△△はお前にはやらんぞおらぁ!!……いや嘘です、そんな心が荒んだことは思ってませんよ、はい。で、話を戻すと、このような台詞のやり取りがアニメの世界でもゲームの世界でも氾濫している、という状況については多くの人が同意してくれることだろうと思う。これはやはり、テンプレート的なキャラ配置でストライクゾーンを広げようとした結果の産物であることは明白である。ツルペタ妹に巨乳先輩、間を取ったくらいの同級生、というこれまで何度も見て来た組み合わせだ。そして、先述のような台詞のやりとりも、同じくらい何度も目にする結果となる。そして、

 その結果、私は胸が無いことを気にする貧乳キャラに対する好意が薄れてしまった

 要するに、もううんざりなのである。そして私は気付いた。キャラクターを(少なくとも私にとって)魅力的に見せる要素に、そのキャラクターが持つ自尊心が大きなウエイトを占めるのだと。もちろん、その道に精通している者達であれば当然承知のことと思うが、大きい胸にコンプレックスを抱くパターンというのも存在する。しかし少なくとも二次元世界においては、胸が無いことを気にする貧乳キャラに比べ、胸が大きいことを気にする巨乳キャラの割合の方が少ないはずだ。見よ!月海の、著莪あやめの、原村のどかの持つ自信の大きさを!(※諸事情によりキャラの選別はアニメ化作品からのみとしました)いずれも闘う女の子であるが、彼女らが持つ自信たるや湧き出る泉のごとくとどまることを知らない様相である。無論その自信の源は自身の体型のみにあらず、身に付けた能力も含まれているのであるが、やはり巨乳キャラから湧き出る自尊心のオーラというものは一般的な傾向として確かに存在すると言っていいのではないかと思う。

 ところで、そもそも私が貧乳好きを意識するに至った貧乳キャラとは一体誰であっただろか。初期3大キャラは、木下さくら、フェイト(A’s時代)、長門さん、であるが、彼女らは一度でも胸が無いことを気にした様な素振りを見せただろうか。否!そんな場面は無かったと記憶している。胸ばかりにあらず、体型を気にしていたことなど一度も無い(間違ってたらごめんなさい)。もっとも、長門さん以外は設定年齢が低いということもあり、気にならなかったのかもしれないが。

 というわけでこの話の結論。最近の貧乳キャラは意識してvariationの一部として用意されたものが多く、それ故に(私から見て)魅力を失っている。そのため、私の中での評価順序は以下のようになる。

 [胸が無いことなんか気にしない娘] > [自信に溢れた巨乳] >>> [胸が無いことを気にする娘]

 要するに、胸が大きいか小さいかなんてあまり重要で無いのだ。大事なのは顔や体型などという自分じゃ変えるのが難しい要素にコンプレックスを抱いたりしないで、自分が出来ることに自信を抱いているかどうかということなのだ。現実の人物でも、これは性別も年齢も関係ないが、そういうポジティブで自己評価をしっかり出来る人間には好感が持てる。ただまぁ……どちらかと言えば胸が小さい方が好みである、ということに変更は今のところないんだけど。