宮沢賢治作品を読んで

NHKの「100分 de 名著 宮沢賢治スペシャル」を観て、番組中で紹介された作品等を読みたくなった。宮沢賢治の作品は、多くが青空文庫の作家別作品リスト:宮沢 賢治から探して読むことができる。

私が読んだ作品は以下のとおり。

・蛙のゴム靴
・クねずみ
・鹿踊りのはじまり
・税務署長の冒険
・ツェねずみ
・毒もみのすきな署長さん
・なめとこ山の熊
・ビジテリアン大祭

この中で、「なめとこ山の熊」は過去にも読んだ記憶があるが、それ以外は恐らく初めて読んだ。どれもこれも面白いが、私が特に惹かれたのは、「ビジテリアン大祭」である。この小説は終わり方が非常にあっけないのだが、全体として構成が素晴らしく、こんなに面白い作品は久しぶりに読んだ、と感じる程であった。

ところで、宮沢賢治作品のような古い文章を読んでいると、比較的読書量の多い私でも、初めて見るような単語、それ単体では全く意味の掴めない単語が、文中に登場することがしばしばある。そんな時、最近の私は、iOSのメモ機能を使って、分からない単語をその都度打ち込んでおき、作品全体を読み終わってから、メモを見て辞書で単語の意味を調べる、というスタイルを取っている。

最終話を観て_2017冬 その2

・「小林さんちのメイドラゴン」
小林さんがクールで良い。楽な気持ちで観れるし、面白い。OP曲の出来も素晴らしい。回によっては、3,4回観ている。

・「ガヴリールドロップアウト」
こちらも楽な気持ちで観れた。聖書的な補足をすると、堕天使とは即ち悪魔あるいは悪霊のことであって、悪魔は堕天使である。

最終話を観て_2017冬 その1

・「うらら迷路帖」
観てしまった。内容は薄いが、楽な気持ちで観れる。OP曲が良かったのでCDをレンタルして聴いている。

・「この素晴らしい世界に祝福を!2」
2期としてはまぁこんなもんだろうと言う感じはする。楽しめた。

・「ACCA13区監察課」
最後の展開は概ね読めてしまったが、面白いストーリーで全体的に出来が良かった。

・「Rewrite 2ndシーズン」
観ていて何箇所か演出的に引っかかるところがあったが、合理的に話が進むので、観るのは楽だった。

・「セイレン」
全編にわたってまさかの鹿(肉)推し。鹿(肉)を扱う身としては、関心を持つ人が増えるならありがたいところではあるが、鹿肉は串焼きには向かないと個人的には思う。今回、ヒロインとなった3人の中では、今日子が一番良かった。面白さでは常木さんが勝るが、露出の高い女性は好みではない。

・「超・少年探偵団NEO」
馬鹿馬鹿しいが、面白い。そして、エンディング曲が非常に良い。そのうち購入しようと思う。

東京に行ってきた話

東京に3日間ほど行ってきた時のことを書く。

・FM補完放送
私は普段、radikoでTBSラジオのの番組を視聴している。少し前に、TBSラジオを含む一部のAM放送局で、これまでAM波だけで放送していた番組を、FM波でも同時放送するサービスが始まったらしいという情報を得ていたのであるが、関西に住んでいるため、いつも聞いている番組をFM波で聴くことはこれまで叶わなかった。今回、東京の中心部を電車で移動する時間がかなりあったので、持っていたSonyのWALKMANで90.5MHzを受信し聴いてみたのであるが、これの音質が良くて驚かされた。受信環境が良ければradikoの音質を上回るという評判は嘘でなかった。

・ぎょうざの満州
上で書いたように、私は普段からTBSラジオの番組を視聴しているのであるが、そこでよく流れるCMの一つに、「ぎょうざの満州」がある。しかし私の住む京都には、「ぎょうざの満洲」の店舗は現時点で存在しない (関東地区以外では、大阪と兵庫にしかない)。そのため、CMを聞いて気になってはいたのであるが、食べに行く機会に恵まれなかった。しかし今回、東京で用事のあった駅の前に、この「ぎょうざの満洲」 (東小金井南口店)があったので、この機会を逃すまじと思い、入店してみた。「餃子の王将」には直営店とフランチャイズ店の2種があり、店によって味や値段が違うというのは有名な話だが、「ぎょうざの満洲」は全店舗が直営店らしい。ハーフねぎ塩ラーメンと餃子のセットを注文したのであるが、これが非常に旨い。「3割うまい!!」のキャッチフレーズは伊達ではなかった。店内のレイアウトや雰囲気も私の好みに合っていて、ティッシュや荷物カゴが備えられていたのも良いサービスだと思った。是非また行きたいと思った。

・鉢の木 さくら餅
帰りの日、気分が落ち込んでいたので、東京駅で菓子を買って新幹線内で食べることにした。そこで選んだのが、都内に3店舗を構える「鉢の木」のさくら餅である。1つ210円(税込)のさくら餅を3つも食べれば、少しは気分も晴れようかと考えたのである。「鉢の木」のさくら餅は関東風で、皮は割と厚い。店舗WEBサイトの説明には、「北海道上富良野エリモ小豆の自家製餡こし餡をクレープ状の生地でくるみ、国産の桜の葉を昔ながらの樽漬け漬物製法で漬け込んだ風味豊かな桜葉で巻きました」とある。流石に東京駅中で売られているだけの味わいで餡も美味かったが、私は道明寺の方が好きだと改めて感じた。ちなみに私は貧乏性なので、さくら餅を包んでいる桜の葉は一緒に食べる。

最近観た映画

「卓球温泉」
紹介文から予想した通りの内容・構成で、特別な面白さというのはあまり感じなかったが、観て楽しめた。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」
伊集院光さんのラジオで「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の話題がよく出ていたが、私はTVシリーズを観たことがなかったので、本作を観て多少雰囲気を掴むことができた。

「アナと雪の女王 [みんなで歌おう♪版]」
ミュージカル形式だと歌や踊りが突然始まるというのはよくあることだが、それにしても「Let It Go」の始まりは唐突すぎた。私はてっきり、CMを飛ばした際に映画の一部分も飛ばしてしまったのかと思い、巻き戻してみたほどである。全体的な感想としては、子どもに受けるのは理解できるが、大人の視点から見ると大した作品ではないし、登場するキャラクターの異常性が目立ってあまり楽しい気分にはならない。特に疑問に思ったのは、なぜハンス王子が態度を急変させたのか、ということ。ハンス王子の立場からして、エルサが邪魔なのは理解できる。が、アナに関してはうまく手玉にとるほうがずっと得策である。アナとクリストフの関係を特別なものにするというストーリー上の都合は理解できるが、あまりにも意味不明な豹変である。