宮沢賢治作品を読んで

NHKの「100分 de 名著 宮沢賢治スペシャル」を観て、番組中で紹介された作品等を読みたくなった。宮沢賢治の作品は、多くが青空文庫の作家別作品リスト:宮沢 賢治から探して読むことができる。

私が読んだ作品は以下のとおり。

・蛙のゴム靴
・クねずみ
・鹿踊りのはじまり
・税務署長の冒険
・ツェねずみ
・毒もみのすきな署長さん
・なめとこ山の熊
・ビジテリアン大祭

この中で、「なめとこ山の熊」は過去にも読んだ記憶があるが、それ以外は恐らく初めて読んだ。どれもこれも面白いが、私が特に惹かれたのは、「ビジテリアン大祭」である。この小説は終わり方が非常にあっけないのだが、全体として構成が素晴らしく、こんなに面白い作品は久しぶりに読んだ、と感じる程であった。

ところで、宮沢賢治作品のような古い文章を読んでいると、比較的読書量の多い私でも、初めて見るような単語、それ単体では全く意味の掴めない単語が、文中に登場することがしばしばある。そんな時、最近の私は、iOSのメモ機能を使って、分からない単語をその都度打ち込んでおき、作品全体を読み終わってから、メモを見て辞書で単語の意味を調べる、というスタイルを取っている。

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