私なりの飲酒

私としては、親に扶養された状態で酒を飲む習慣を持つのは自分にとって良くない、と考えていたので、28歳になるまでアルコール飲料を一切飲んだことが無かったのであるが、今年度から親の扶養を外れて自活しているので、酒を嗜むのもよかろうと思い、最近ではすっかり酒飲みになっている。

アルコールを飲まないと決めていた時期に、「自分はお酒を飲まないことにしていて、これまで飲んだことがない」とある人に説明したら、「君は下戸なのか」と馬鹿にしたような口調で言われてイラっとしたことがある。当時は一滴も酒を飲んだことが無かったのだから、アルコール分解能力が高いのかどうかすら自分でも分からないのであるし、そもそも酒を飲めるのが偉いという価値観が私とは異なっている。もっとも、ワインや日本酒を料理に使うことは度々あったので、アルコールの匂いを嗅いだだけで酔うというような体質でないことは分かっていたが、実際に飲み始めてみたら、自分は結構イケるということが分かった。

酒を飲むにあたっては、自分なりに調べて少なくとも3つの悪影響が予想されると考えた。

1. 血中アルコール濃度の上昇による思考・身体能力の一時的低下
2. アルコール分解にかかる肝臓等への負担
3. 金銭と時間の消費

1.の血中アルコール濃度の上昇に関してであるが、私の父親は、350mlの缶ビール1本で顔が真っ赤になり、言動に変化が現れるという、あまり酒には強くない体質のようであったが、私は500mlの缶ビールや日本酒1合程度では、外見的にも大した変化は現れず、心持にも変化が無い (と自分では判断している)。しかし、日本酒2合分のアルコールを、30分程度の短時間で飲むと、多少いい気分になり、立ち上がろうとして軽くフラついたり、手元が覚束なくなることが分かった。これは所謂「ほろ酔い」あるいは「酩酊初期」の症状に該当するので、当分の間は日本酒2合分を”短時間で”飲む限度量とすることに決めている。”短時間で”と書いたのは、日本酒1合分程度のアルコールは、私の体格では3-4時間で分解されるはずなので、アルコールの血中濃度が下がったタイミングでまた追加の酒を飲んでもいい、という追加ルールである。今のところ私は飲酒によって記憶を失くしたことはないし、おう吐もしたことがない。これを一生涯保つことを目標としている。

2.の肝硬変対策であるが、休肝日を週に1-2日設けることにした。

3.のうち金銭についてであるが、今私が常飲しているのは、1.8Lで1200円程度のパック酒と、350mlで200円程度の国産ビール、それに350mlが100円程度の発泡性リキュール (所謂、第三のビール)である。これを日本酒1合 (180ml)と、ビールあるいは発泡性リキュール350mlを1缶という組み合わせで飲むことが多いので、1度に飲む量の金額は300円程度、毎日飲んでも1月で9,000円であり、1万円を超えることは無いだろう。現在私の収入は、手取りで月に20万ほどはあるので、これくらいの趣向品は大した負担ではない。

時間については、1日の中で起きていてかつ酔っている時間が発生し、その時間帯に行えることは限られてくるので、時間をある程度無駄に消費していると考えられる。しかし、飲むようになって思うのは、むしろ起床時間が早くなり、朝の時間を有効に使えるということ。これは、酒を飲むと色々面倒になって早く寝たいという欲求が高まり、結果、就寝時刻が早まるという理由である。

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