2010夏のゴキブリ探索記 その2

 昨日は大学構内のゴキブリを探しに行きました。夜の10:30頃下宿を出たのですが、その前に自動二輪の教習から帰ってくる途中で自転車のチェーンが外れてしまったため、徒歩で行くことに。西部キャンパス遠い…。

 なぜ今回、医学部構内までゴキブリを探しに行くかというと、又聞きの又聞きぐらいで医学部構内にキョウトゴキブリが出るという話を聞いたからです。キョウトゴキブリの生息状況はよく分かっておらず、私が少し調べた限りでは、基本的に屋外に生息しており、たまに灯りに集まるため建物内に侵入する場合がある、ということらしいです。京都府のレッドデーターブックでは、「東山でクヌギの樹洞にひそ(んでいる)」と記されています。

 途中、北部キャンパスでカエルやヤモリの撮影をした後、本部を通って西部へ。大学構内にはクヌギは殆どなかったはずなので、代わりにサクラの木を中心に見て回りました。サクラは樹洞などゴキブリの隠れ家となるような構造ができやすく、おまけに樹液もかなり出るので、ゴキブリが観察されやすい樹種です。しかし、西部にある殆どのサクラを見て回るも、モリチャバネゴキブリとクロゴキブリを1匹ずつ確認するのみ…。

 そこで次の探索場所として、医学部サークル棟へ入ることに。このサークル棟、非常にボロい建物で、生ゴミがそこら中に散らばっているという、ゴキブリにとってはかなりいい環境のはずです。熱源はあまりなさそうですが…。
 まず入口を入ってすぐのトイレのドアを開けると、おおっ、やっぱりいましたゴキブリ。でもクロゴキブリの幼体ですが。ただ前回標本にした幼体より齢を重ねた個体と思われたので、標本用に捕獲しようとしたのですが、ここで思いもよらないものを観察することに。

「逃げて少し走ったゴキブリが、便器の陰から現れたアシダカグモに捕まった!」

 ブロー容器をかぶせそこねて移動したゴキブリを、アシダカクモにさらわれました…。そしてよくトイレの中を観察してみると、いるわいるわアシダカグモ。見えるところだけでも7、8匹はいます。っていうか、ゴキブリよりアシダカの方が多い気が…。

 結局クロゴキブリを新たに3匹ほど確保しただけで帰ってきました。確かに医学部キャンパスにゴキブリは多数います。しかし、今回はキョウトゴキブリの存在を確認することはできませんでした。今度は東山を探索しに行きますかね…。

「まずは自転車直さないと!」

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