カブの話2

スーパーカブ70・デラックスに乗り始めて2ヶ月くらいの時に書いた、「カブの話 | Mizukama Blog」から1年以上経つので、最近のことを書きたいと思う。

先の記事では、「私はザックを背負って走ることがあるため、リアキャリアにボックスを載せるということはせず、純正のキャリアにゴム紐でくくって固定している。」と書いていたが、ボックスは雨で塗らしたくないものを運んだり、細々したものを常に載せておくのに便利なので、最近はアイリスオーヤマの「密閉RVBOX 460」をリアキャリアに固定している。このボックスはバイクの荷台に固定することを念頭において作られており、底面に4つあるベルト穴を使って結束バンドなどで簡単に固定できる。私の場合は盗まれて困るものを常時入れておくということはないので、簡易的な固定で問題ない。しかし先の記事で書いていたように、このボックスを純正キャリアに固定すると、バックパックを背負ったときに乗りにくくなる。そこで純正のリアキャリアに替えて、今はリアロングキャリアにしている。リアロングキャリアだとボックスをリア側に寄せて固定すれば、大きめのザックを背負っても通常の姿勢を保って乗ることができる。リアロングキャリアと密閉RVBOX 460は合わせて5000円程度で購入したが、これは便利である。ただし注意点として、私が購入したリアロングキャリアの場合、純正キャリアよりも若干幅が狭いので、純正キャリアでぴったりハマる密閉RVBOX 460が、少しガタつく。と言っても問題となるレベルではなく、実用上困らない。
(注:私は”ロングリアキャリア”の方が名称として適当だと思うが、商品名に準じた)

先日、そのリアロングキャリアを留めていたボルトとナットが外れた。気づいたら片方なくなっていたのである。どこで落としたか検討もつかないので、購入するしかない。残っていたもう片方を外してホームセンターのネジチェッカーで確認したところ、M8のピッチ1.25(並目)で、ボルトの長さは15mmであった。ただのナットだと見た目が悪いので、元々付いていたのと同じ袋ナットも購入。残っていた方も錆気味だったので、交換した。これでまたリアキャリアをがっちりと固定できた。私は普通の人に比べて未舗装路を走っている割合が高いので、リアキャリアを固定していたボルトが緩みやすかったのだと思われる。

リアキャリアを長い物に替えた以外に、カブの積載能力を上げるため、フロントバスケットとベトキャリを装着している。フロントバスケットは、比較的小型のワイヤーバスケットにしたが、この製品についていた荷物を上から押さえるためのスプリングが、1ヶ月と経たないうちに外れてどこかへ飛んで行ってしまったので、代わりにゴムのバスケットネットを付けている。これが無いと、かごに入れたものは容易く空気抵抗で飛ばされてしまい、危険である。このバスケットネットは1年以上使えている。フロントバスケットは、ヘルメットを入れておくのにも便利である。ベトキャリ (ベトナムキャリア)の方は、格好良さに惹かれて購入したものの、実はそれほど使用頻度が高くない。というか、これまで5回くらいしか使っていない。寝袋やレインウェアを入れた袋を固定するのに使えるのだが、それらを運ぶことが少ない上に、リアボックスにも普通に入るので、よほど荷物が多いか2人乗りするとき以外は不要なのである。

1年ほど前、乗り始めてから半年程経った時であるが、ドライブスプロケットを歯数が1つ多いものに交換してもらった。チェーンで動力を伝えるバイクの場合、前後のスプロケットで歯数の組み合わせを変えることにより、二次減速比を調整することができる。カブは元々、重い荷物を積んだときを想定して低速域での加速を重視した減速比になっている。そのため、3段変速で一番高いギアにしても、50km/h以上のスピードを出そうとすると、エンジンの回転数が音の煩さが気になる程まで上がってしまい、燃費も悪くなる。私の乗り方では、加速力を多少犠牲にしても、50km以上での巡航を低いエンジン回転数で行える方が有益だと判断したのである。これは結果的に成功し、大分乗りやすくなった。ドライブスプロケット自体は1000円以下で購入できるパーツなので、バイク屋さんに任せても、2000円程しかかからなかったように記憶している。

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