よく税金の無駄遣いがどうたらと言う人がいるが、そういう文句を言う前に、税金で用意されている福利厚生を積極的に利用することを考えた方が、建設的ではないかと思う。
というわけで、市が運営している障害者スポーツセンターに初めて行ってみた。存在は知っていたが、健常者も利用できるとは知らなかったので、これまで7年近く見過ごしていた。京都市障害者スポーツセンターは、体育館とプール、それに卓球室などを備えており、障害のある人とその介助者は無料で利用できるが、障害が無い人でも利用料金はそこまで高くない。今回私はプールを利用したが、料金は610円 (大人)だった。
一般にこの手の施設は、利用者が少し増えたところで経費は変わらないので、恐らく赤字経営な公的施設を利用して料金を支払うというのは、市民として良い行為だと思う。
実際に行くまで気になっていたのは、果たしてこのプールは普通に泳げるのか、ということであったが、結論を言えば全く問題なかった。プールは25mx6レーンで、3コース分は主に水中ウォーキングをするための場所として取り分けられていたが、残りの3コースは泳ぐ人用となっていて (ただし私が行った時はそのうち1コースを団体が使用していた)、これは極々標準的な温水プールのセッティングであると言えよう。そして何よりも利用者が少ない (団体合わせて15人程度)ので、泳ぐ人用のコースも1レーンに2,3人しか入っておらず、ある程度のペースで泳いでも全く支障なかった (無論、曜日や時間帯により変わるだろう)。ぱっと見で障害があると分かるのは泳いでいる人の1/3程度で、加えて1/3がその介助者、後の1/3は自由に泳いでいる健常者のようであった。障害のある人の中には、車椅子利用者で泳ぐときも介助者に支えられながら、という人もいれば、泳ぐ人用のコースでガンガン泳いでいる人 (恐らく私より速い)もいた。
結局、1時間ほど泳いで帰ったが、私としてはまた行きたいと思った。少し前からお腹のあたりがだらしなくなっており、一時は民間のジムを利用することも検討していたが、ジムの会員になって月5000円 (学生価格)払うよりは、どうせ週一くらいしか行かないのだから、月に4回プールに行って610円x4=2440円の方が安い。幸い障害者スポーツセンターは私の住居から近い場所に位置しているので、週一とはいかないかもしれないが、月2くらいで通うことを検討している。
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