別に宮崎に限った話ではないが、最近のレンタカーにはアイドリングストップ機構が付いているものが増えているように思う。アイドリングストップ機構とはその名の通り、「車速の低下を検知してエンジンを停止し、ドライバーの発進操作を検知して再始動する」 (Wikipediaより)ことで、車のエンジンがアイドリングを行わないようにする機構である。ネットを見ると、エンジン再始動の回数が増えることでバッテリーやセルモーターの負担が増えることを懸念する声も聞かれるが、私としては基本的にアイドリングストップ機構は良いものであると思っている。何といっても第一に、信号待ちをしているときに車内が静かになるのが良い。私は別にレンタカーとして借りるような軽自動車や乗用車でエンジンの音を楽しみたいなどとは微塵も思っていないのだ。
しかしながらこのアイドリングストップ機構、私にとっては若干の問題がある。私は一時停止を遵守するからだ。一時停止をするということは、当然ブレーキを踏んで減速し、停止線の前で完全に停止するということを意味する。これは車からしてみれば、信号待ち等のアイドリング発生イベントと何ら区別が付かないはずなのである。しかし一時停止をする場合は、多くの場合すぐに発進するのであるから、アイドリングタイムは非常に短く、エンジン再始動のコストだけは同じようにかかることとなる。この「一時停止でのアイドリングストップ機構作動」を回避するためには、一時停止する前にアイドリングストップ機構の動作有無を切り替えるスイッチを操作すれば良いのであるが、それは運転中にハンドルから片手を離すことを意味するので、慣れれば良いのだろうが初めて乗るような車では若干の危険を伴うように思う。
とはいえ、一時停止をきちんと行っている車 (つまり、停止線の前で完全に停止する車)は非常に少なく、私の見立てでは2割もいればいい方だと思う。完全な停止を行わなければアイドリングストップ機構が作動しない場合もある (実装による)ので、ちゃんとした一時停止をしない人にとっては問題ないのかも知れない。
一時停止の他に、自分の中での運転ルールとして決めているのは、「制限速度を出している車を追い抜かない」である。私は普通自動車よりも、原付1種を運転していることが多いのであるが、制限速度が30km/hの道路で30km/hの制限速度を守って (あるいはちょっと超過して40km/hで40km/h制限の道路を)走っている私に、クラクションを鳴らしてくる車があるのを非常に不快に思っている。もちろん、クラクションは安全のために鳴らす意味もあるのだろうが、抜こうとしなければクラクションを鳴らす必要性は無い。こういう状況は、原付だけでなく普通自動車を運転していると時もたまに経験する (不安定な荷物を積んでいて速度が出せない場合がある)。制限速度前後で走っている車を抜いて行ったり、あるいは後ろに張り付いてせっつくような走り方をしたりするのは、制限速度を守って走っている人間をバカにする行為であると私は思っている。私も心の弱い人間なので、制限速度を超えたスピードで車を走らせてしまうことはあるが、前の車が制限速度より余程遅い速度で走行している場合 (制限40km/hで30km/h以下等)や、向こうから譲ってくれた場合を除き、片側一車線で抜きにいくということは、たとえ対向車が全く無くてもしないようにしている。
Post a Comment