私はこれまでiTunes + iPodの組み合わせで、以下の3種類の機能を利用してきた。
1. WindowsマシンにインストールしてあるiTunesをiPod touchのRemoteアプリから操作し、そのWindowsマシンにつないだスピーカーから再生
2. iTunesのライブラリをiPod(3つ所持)と同期して、iPodで再生
3. iTunesのライブラリをホームシェアリングでiPod touchから再生
1.には単純にiTunesの画面から再生することも含まれているが、普段Windowsで作業することが殆ど無い私は、iTuensをインストールしたマシンの画面をディスプレイに出力させず、iPod touchから操作して曲を選び、再生していた。3.がなぜ必要かというと、iPod touchの容量は32GBのものを使っているのだが、iTunesライブラリは200GB以上あるためである。ただし、3.の機能は常に通信を要するため、iPod touchの電池消費が激しくあまり使っていない。
そもそも私がSONY大好きと公言しながらiPodユーザーであったのは、大学入学時に購入したコンピュータがMacBookだったからであり、なぜVAIOではなくMacBookを買ったかといえば、当時C2Dの比較的クロックの高いものを搭載したノートマシンとしては、MacBookが数少ない選択肢の一つだったからである。その後もずるずるとiTunesとiPodを使いつづけ、便利な機能を享受していたわけである。
このままでは不味い、と思い始めたのは、1年くらい前からである。まず第一に、iTuensを利用するにはWindowsかMacが必要である。次に、iTunesを使いつづける限り、モバイル端末としてはiPod(iPhoneやiPad)などのApple謹製デバイスを使うことになる。そしてこのiPod、最近の情勢を鑑みるに、どうも雲行きが怪しい。特に大容量のライブラリを持つ私には欠かせない、iPod Classicの未来が危うい。iCloudを押したいAppleからすれば、ただiTunesと同期するだけの非iOSなiPodに力を注ぐ気力が無いのではないかと思える。
と、言うわけで、そろそろiTunesやiPod達とお別れしないと、一生Apple製品やWindows OSを買うハメになるだろう、という考えが生じたのである。ここで、もしAppleの機器が安いのであれば問題は少ない。しかし、どう考えてもApple製品は高いのだ。
で、本題に戻って冒頭で述べた3つの機能を、Linuxを中心としたシステムでリプレースする計画を考えている。
1.については、MPD + MPDクライアントになるだろう。MPDクライアントはiPod touchでもあるし、どんなLinuxマシンにもインストールできる。MPD本体はRaspberry Piの用な非力なマシンでも動くし、音楽ファイル自体は自宅サーバーに入れておいて、それをSMBとかでマウントすればよい。
2.については、専用ソフトとの同期が必要ないDAPを使い、単純にファイルをコピーするようにすればよい。形式変換が必要であれば、FFMPEGを使う。
3.については、MPDのライブラリをDLNAとかでもアクセス可能にすれば済む話で、むしろ自由度が高まるだろう。
Post a Comment