言い訳の弱点

 少し前にバイト先で、”magick-xxxx”というディレクトリを作成したら、「magickじゃなくてmagicでしょ」と言われた。その通りである。しかし、言われた通りディレクトリ名を変更した後も、私の胸には何かモヤモヤしたものが残った。

 帰ってから調べてみると、”magick”はmagicの古いスペルであるらしい。(参照: 「magickの意味 – 英和辞典 Weblio辞書」)。ただ、私が知りたかったのはそんな情報では無かった。実際にその古いスペルを目にする機会、それも日常的に触れる機会がなければ、私がスペルミスをした言い訳にはならないからだ。

 と、うだうだ考えていたら、思い出した。ImageMagickである。ImageMagickというのは、クロスプラットフォームで動く画像処理ライブラリである。サーバー上で画像を一括処理したりする人間で、これを知らない者はいない。もちろん、私も使用している。Web漫画を変換して保存するとき、Webcam画像を定期的に取得してサムネイルを生成させるとき、等、ImageMagickを使う機会は多い。このImageMagickのスペルは、確かに”ck”で終わっている(参照: 「ImageMagick – Wikipedia」).

 そう、これでもう分かったと思うが、私がmagicなどという簡単な英単語のスペルをミスったのは、ImageMagickを日常的に使っていた所為である!

 ……と言い訳したいのだが、一つ問題点が。ImageMagickを実行する時に打つコマンド自体は、convertやmogrifyなどであって、いくらImageMagickを日常的に使うといっても、このスペルを日常的に入力しているわけではないのだ。

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