そういやこないだ買ったASRock 990FX Extreme4ってオーバークロックを簡単に出来るらしかったな、ということで台風が来ている中、オーバークロックをやってみました。CPUは型落ちもいいとこなPhenom II x4 945。そもそもBlack Editionじゃないし、どこまでオーバークロックできるんでしょーか。
私はオーバークロックには大して詳しく無いし、英語のマニュアルを読み通したわけでもないんでいい加減なんですが、ASRock 990FX Extreme4のBIOSだと簡単にオーバークロック出来ました。設定画面に入ったら、”OC Tweaker”の欄にある”OC Mode”を”CPU OC Mode”に設定。次いで”Load Optimized CPU OC Setting”の項目で数値を5%~50%の間で5%刻みで選択できるので、それを選択するだけ。これだけでCPUのオーバークロックが出来ました。
色々試した結果、私の環境では30%のオーバークロック、つまり945を3900MHzに設定すると起動しなくなりました。25%のオーバークロック(3750MHz)に設定すると起動はしますが、ちょっと負荷をかけるとフリーズします。20%なら5分ほど連続してCPU使用率を100%にしましたが、安定していました。まぁ最初なんで5%のオーバークロックにしときますかね。
それとオーバークロックの効果をチェックしたのでここに載せておきます。私の場合はCPUに限界まで負荷をかけると言ったら3DCGを作る時のレンダリングなので、Blenderでレンダリングにかかる時間を計測しました。960*540pxの静止画(レイトレースを多用)を36分割してレンダリング。時間を記録していない時でtopコマンドで確認したときにはblenderのcpu使用率が395~398%に達していたのでベンチマークとして適正と判断。オーバークロック無し、10%のオーバークロック、20%のオーバークロックの3条件でそれぞれ5回ずつレンダリング、5回の平均を求めた。結果は以下の通り。
0% : 58.87s
+10% : 53.63s
+20% : 49.67s
計算してみると分かるが、+10%の時は0%の時に比べ109.78%のレンダリング速度、+20%の時は118.52%の速度となっている。つまりクロックを上昇させた分の効用は十分に出ているというわけだ。ただしCPUやファンなどの消費電力は10%のオーバークロックに対し10%の増大というわけにはいかないだろう。
それと気付いたことだが、オーバークロックしても
#cat /proc/cpuinfo
で見れるCPU情報では周波数の上昇は確認できない。オーバークロックしても945の場合は3000MHzと表示される。でもレンダリングとかエンコードとかさせてみると確かに処理速度が上がっているのでオーバークロックされていると確認できる。
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