父親と息子

 実家で父の所蔵品をインポートしたら、iTunesで管理するミュージックが90GBを超えました。父はそれほど多くのCDを所持しているわけでもなくて、3名ほど、特定のアーティストが出しているアルバムを揃えているだけなんですが、その1部が急に聴きたくなってしまったんですよ。実は私、父親とは仲が悪くてですね、基本的に会っても喋らないんです。高校の時くらいからなんですけどね。必要最低限の挨拶はこっちからしますけど、基本的に返って来ません。たまに、あまりにもここで黙っているのは人としてどうかなという場面では父も「ありがとう」とか「うん」とか言いますけど、それ以外は目も合わせない感じです。しかしですね、それでもですよ、やっぱり小さい頃から父親が流していた曲というのは心に残るもんですね。特に私の父の場合、さっきも書いたように特定のアーティストの曲しか聴かなくて、父親が車運転するときに流す音楽なんて10年以上前から基本的に3,4枚のアルバムだけという感じなので、必然的に何度も何度も繰り返しその曲を聴くことになるわけです。そりゃよっぽど変な曲じゃない限り好みとして子どもである私にも伝染するでしょ。まぁ音楽だけじゃなくて、昆虫や魚釣りといった私の趣味も思いっきり父親由来ですからね、やっぱり親子だなぁというところです。そういえば音楽に関して言うと、スピーカーやヘッドフォンも、気付いたら父親が使っているのと同じメーカーのものを選んで買ってしまってますね。うぅ…。

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