Ubuntu 10.04 LTSでQuadro 600を使う

 Quadro 600をついに買いました!これまでこのBlogにはQuadro 600関連の情報を検索してやってこられる方が少なからずおられたのですが、今までの投稿では「Quadro 600買いたい」的なことしか書いてなくて申し訳なかったのです。しかしこれでやっとレビューが書けます。

 まずはマシンにインストール。今まで使っていたGeForce GTS 250を取り外し、Quadro 600をPCI Express x16のレーンに装着。GTS 250は2スロット分占有するが、Quadro 600は1スロットのみ。ロープロ対応とあって、ずいぶんケースの中が寂しくなりました。GTS 250では必要だった補助電源も必要無いので、ケーブルも一本減らせましたし。

 しかし問題発生。Ubuntu 10.04 LTSがグラフィックボードを入れ替えたとたん、ちゃんと立ち上がらなくなった。おなじNVIDIA製品だからと何も考えず入れ替えたのが不味かったようだ。もういちどGTS 250を装着し、立ち上げると普通にログインできる。そこでNVIDIA関連のドライバなんかを端末から全てアンインストール。これでQuadro 600を刺して起動させれば一旦はローグラフィックモードで立ち上がっても、そのあとシステム管理のハードウェア・ドライバから自動的にドライバをインストールできるはず、と考えたが、やってみるとやっぱり立ち上がらない。これはもうNVIDIAのサイトからドライバを取ってきて手動でインストールするしかないと判断。Quadro 600は一旦外したものの、GTS 250を刺すのが面倒だったのでAMDのオンボードグラフィックにDVIコネクタを繋いで立ち上げる。ローグラフィックモードにはなるが、普通に起動した。NVIDIAサイトでドライバを探すと「NVIDIA-Linux-x86_64-260.19.44.run」というドライバが今のところ最新(ベータ版ではない)のようだ。以前にやったことがあるので手順は大体覚えているのだが、このドライバはUbuntuをテキストモードで起動させた上で、root権限によりインストールしなければならない。テキストモードで起動させる方法は、Ubuntuをtext modeで起動させる – KRAKENBEAL RECORDSに書いてあるから記述を省くが、きちんと手順を守ってやれば特に面倒ということはない。テキストモードで起動させたらログインして、(.runファイルを/home/[username]/Desktopに置いている場合)

# sudo ./Desktop/NVIDIA-Linux-x86_64-260.19.44.run

と打てばドライバインストール用の画面が立ち上がってあとはYes/Noの質問に答えていくだけ。インストールできたら

# startx

でXを立ち上げ、さっきいじった起動モードのデフォルト設定を元に戻して再起動。これでとりあえずのインストールは完了。

 続きは次の投稿で書きます。

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