ここんとこ、関西は寒いっすね。積もりはしないものの、結構雪が降ってました。まぁ花粉症の私にとっては、生暖かい風が吹くぽかぽかした日よりも、雨が降って肌寒い天気の方がありがたかったりもするのですが。
それはともかく、今日は地震の時の話を少し書きたいと思います。と言っても、どんだけ揺れたとかいう話は同じ場所にいた人なら誰でも書けるので、別の視点からの話です。
私、地震発生時には早稲田大学にいたんですが、すぐに早稲田大学側の指示で1時間ほど付近の公園に避難となりました。その後、にわか雨が降ってきたこともあってサイゼリヤ(普通に営業していた)で軽食をとり、帰りの夜行バスが出るという希望のもとに乗車場所である新宿駅に向かって歩いたんですね。早稲田大学から新宿駅までは大体1時間くらいで行けたんですが、その後はひたすら待つしかありませんでした。電車は全然動いてないし、バスが来るのは23時だし…。だったら飲食店に入って時間を潰そうという話になるのですが、まず店自体を閉めてるところが多く、さらに開いている店はどこももう席が埋まっています。コンビニもマクドナルドも吉野家も、列が出来ていました。そんな状態で新宿駅周辺を歩いていたら、声をかけてきた人がいました。どうやら居酒屋の客引きのようです。
「居酒屋お探しじゃないですかね?当店は営業してて席空いてるんですが、2時間飲み放題で3000円。どうです?」
怪しい。実に怪しい。直感でそう思いました。んでちょっと渋っていると、料理の説明等をしてきた後、
「じゃあ、2500円にしますよ。これならどうです?」
ヤバい、怪し過ぎる。この状況で値引きする意味が分からない。だって周りは閉めてる店も多くて、入れる店を探している人がそこら中にいるんだよ。それに新宿駅前の店でつける値段ではない気もする。第一、店の外で客引きしている人の言う値段は信用ならない。よってこれは止めた方が良い、そう感じました。
結局、向こうは確か1800円まで値段を下げてきましたが、怪しいと感じた私が断り、一緒にいた仲間はマクドナルドに並んで購入し、暖かな駅構内で食べることになりました。私は京都から手荷物に入れて持って来ていた魚肉ソーセージを食べましたがね。私の実家の家訓には、「知らないところに行く時は食い物を体から離すな」というのがあるので、魚肉ソーセージくらいの食料はこういう旅行中なら当然のように持っているわけです。まぁ家訓というのは嘘ですがね。
とにかく、都会は恐いなって話です。知らない店には滅多なことで入るべきではないと思いました。まぁ地震というのは滅多なことなんですがね。
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